498:(゚Д゚ili) ◆ijoH.SW14M
2013/12/02(月) 02:00:12.29 ID:WtzB6alBo
翌日の昼、二人は小洒落た茶屋で団子をつまみながら一服していた。
あれから色々と話し合ったのだが、少しの間二人で旅路を共にする事としたのだ。
旅は道連れ、世は情け、ついでに男女も情け。
どうせ擦留蔵に行く宛はなく、イケメン侍もまた行く宛のない修業なら、丁度いいとの事だ。
「そろそろ行きしょうか、擦留蔵殿」
「そうですね、小次郎殿」
うんと背伸びをし、擦留蔵は子供のように席を立った。
そして振り返りざまにまた、あの爽やかな笑顔を見せるのだった。
この笑顔と峰打ちだけはこれから先もずっと、叶わないだろうな。
イケメン侍、もとい佐々木小次郎もまた頬を掻きながら笑ってみせた。
【完】
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