過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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528:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/07(土) 22:33:42.38 ID:PZa6xl4Zo
 妹と離れ離れとなる前日、私は等々陰口にキレてしまい、世界の中心はここだー! と絶叫し、周囲を驚かせてしまう。
ただ叫ぶだけでは当然驚かないだろう。しかし、無我夢中で叫んだその最中、皆が強制的にそちらへ向いたのだ。


生徒A 「あ、あれ、身体が勝手に!?」

生徒B 「あっちの方向へ向いて……って、アイツ、確か狩野心じゃ……」

生徒C 「でも離婚して姓が変わるとか言って……って、何であの子ばっかり見ちゃうんだ!?」


 そう、この時、この中で、いやもしかすると全世界の人々が、私を見ようと向きを変えていたのだろう。
この日だけは車が暴走し、あちこちで大事故を齎したという報道がなされたのである。
つまりそれは私のせい。私がある意味人を殺したようなものである。……それが、能力への目覚めであった。

 しかしこの時は、私は自分の能力に気付かず、それでいてどうしてそれが発動したのかも分からずであり、
この時以降陰口は一切叩かれなくなった事を、よく覚えている。


 恋 「……白魔術……」

 恋 「……でも、お姉ちゃんのアレは……もっと危険で歪な何か……」

 恋 「どうして、そんな事が分かるんだろう、私……」


 この時、妹の恋はそんな事を呟いていた。そして、家に戻り部屋に閉じこもった彼女は、
日記を付けていたようで、この日の出来事を色々と記し、そして一晩が過ぎ、ついに別れの日がやって来る。


 心 「……恋」

 恋 「……ばいばい」

 心 「それだけ!? ねぇ、恋、それだけなのっ!?」

 心 「連絡ちょうだいよ!? 手紙、ううん、メールくらい出来るでしょ!? いっぱいして! 待ってるから!!」

 恋 「……ばいばい」


 その別れから、私は優等生から道を外す事になる。勉学は励んでいたが、真面目に登校もしなくなり、
思った以上に連絡をくれない恋に苛立ちを覚え、毎日>>529に明け暮れてしまうのだ。


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