532:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/07(土) 22:58:27.10 ID:PZa6xl4Zo
強盗 「はへっ、身体が勝手に動いて……あれ、俺なんで清掃業者になるための履歴書書きなんて始めてるんだっ!?」
心 「それが私の願いだからよ」
強盗 「は!? 願い!? ……貴様、何かの能力者だとは思っていたが!!」
心 「清掃業者になる前に、イイコト一つ、教えておいてあげるわ。……私の能力は、願望を叶える能力」
強盗 「はっ、無茶苦茶言いやがって―― って、うぉ、俺の手が勝手に動いて!! おまけに俺の字じゃねぇ綺麗な字がズラリ!!」
心 「それでも、叶わない事はいっぱいあるの。……恐らく能力者としての力が不足しているのね」
強盗 「やべぇ、やべぇぞこれ! 履歴書見てるだけで一発合格間違いナシィィッッ!!」
心 「……どうして恋と出会えないの。まるで何かに邪魔をされているみたい」
強盗 「俺……履歴書見てて……改心しようって思っちまった……はは、ははは……」
そうやって、私はゴミと呼ばれる存在を、目に付く範囲ながらひたすらに掃除して回っていた。
それだけではない、困っている人を見掛ければ声を掛け、その人の助けになろうともした。
しかしやはり、目つきが悪いらしく、怯えられる事の方が多かった。
次第にそんな行動を繰り返していた私に、とある男が姿を現すことになる。
?? 「やぁ、こんにちは。キミが清掃ボランティアをする不良、四十万心かな?」
心 「……誰、あんた」
鳥羽 「失敬、私は鳥羽修介。……で、こっちが」
朱理 「朱理なのー!!」
心 「いいオッサンが誘拐とか、社会のゴミね。清掃されたい?」
鳥羽 「いやいや、つうか私はまだオッサンじゃないぞ!? なぁ朱理」
朱理 「でも時々かれいしゅーが……」
鳥羽 「加齢臭の話はやめなさい! イケメンで通っているのだから!!」
心 「で、イケメン加齢臭な鳥羽さんは、私に何の用事?」
鳥羽 「……こほん、キミは天然の能力者という事らしくてね、ちょっとしたお願いをしに来た」
鳥羽 「実は、>>533に協力して欲しいんだ」
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