601:ミント ◆MINTG/yggg
2013/12/10(火) 21:00:37.94 ID:t2Wgztwao
【バー HELL'S GATE】
コトノ「昨日拾った魔族ちゃんなんだけど…本人は魔王の娘だというのでレイニアとアルガンを呼んだ次第で」
コトノが淡々と話し、一人の少女を紹介するがレイニアたちはその姿を見て完全に開いた口が開いていなかった。
レイニア「いあいあ…まさか…」
アルガン「しかしそのお姿…まさかに魔王の娘リューン様…」
リューン「やっと信じるのが出てきたわね!そうよ、私こそ魔王ゼルドの娘…リューンよ!」
リューンは自分の胸に右手を当て二人の前に立つ。カウンター越しにはグラスを拭くコトノと
ツマミを調理するリズエルの姿があった。
リズエルは酒の味に見事に溺れ、コトノの下で修行をするといい、店員第一号となったのである。
コトノ「なるほど…。この魔族ちゃんは確かに魔王ゼルドの娘だと…」
アルガン「しかし、200年もの間一体…」
リューン「そりゃあもう生き延び続けたわ。私ってこれでも魔族のエリートだから、なんでも食べて生きたし」
レイニア「それってエリートっていうのかしら…」
アルガン「しかし、今の世の中クルテットカンパニーが発見してるんじゃないのか?」
レイニア「リヴィは興味がないものには全く示しませんわ。魔王直属の部下じゃないわけですし」
リューン「まぁ…そういうわけで魔王の血族はまだほろんでないわ!」
リューンは幼いながら逞しく生きていたんだろう。時には落ちていた食べ物を食べ、時には雑草までも…
それを想像すると元部下たちはとても悲しそうな表情になった。
レイニア「まぁ…大変だったんですわねぇ…。」
アルガン「しかし、どうするんです?今の世の中…魔王…そしてその血族は不要の存在…。」
リューン「そうみたいね…。コトノさんから聞いたわよ。パパの親衛隊がアイドルやってるって…」
レイニア「さすがにコトノさんのことは呼び捨てにはできないみたいですね…」
リューン「コトノさんは別よ!!なんか…絶対にこう呼ばないといけないオーラが…」
アルガン「それでリューン様はこれからどうするつもりで?」
リューン「>>602」
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