過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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62:佐々原海 ◆S1TzStjJG6
2013/11/16(土) 19:12:37.77 ID:X+V5WC6Ko
──怪盗 当日

 俺は正直焦っていた。
 警備システムの裏をかき、1時間前に展示場所を変えられた宝石『織田信長の瞳』のある部屋の中まで来ていた。
 変装は完璧。このまま警備交代の時間のフリをして、宝石を守っているガードマンに近づけさえすればあとはこっちのものだ。
 と、思っていたのか、
 俺が変装してそこに辿り着くことまで予測していたのか、あのにっくき婦警『公孫香』が罠を仕掛けていたのだ。

香「ふっふっふっ。今日という今日は逃がさないわよ。派手好きな怪盗ジミー! 正体をあらわせ!」
ガードマン「あ、や、やめて下さいっ! 私は本物ですっ……ジミーではありません。あ、ああ、やめてっ! おかーーさーーん」

 俺の目の前で全く無関係の青年が裸に剥かれていた。

ジミー(こ、これはどうすればいいんだ……こんなのは俺が想像していたシミュレーションパターンにはないぞ)

 どんな自体であろうと速やかに対処できるように666個のパターンを作成していたが、どうやら早急に667個目を作成する必要がありそうだ。

ジミー(そうだ。この2人をまとめて外に出てもらうように指示すればいいんだ)

 そう結論が決まった俺の脳内コンピューターがうなりをあげて、策を練り上げる。

ジミー(変装)「あ、あのっ……お楽しみの最中失礼します。>>63です!」
ガードマン「あ、あの、違いますっ! これはそういうことではなくて!」


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