665:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/14(土) 22:52:37.58 ID:hMe/y8v7o
だが23日深夜、事件が起きる。それは……クリスマス外出禁止令。
なんでも、あの脅迫状は私がでっち上げた物であり、クソスレなる存在も、私がこんなイベントを行いたいので、
参加してくれる人は集まって欲しいと、希望を募って出来た構想……の筈だった。
しかし後日、そんな脅迫文は送った事が無いとクソスレの皆さんに言われてしまい、
まぁ大丈夫だろうと高を括った所、今度は町長宛に脅迫文が届いたそうなのだ。
内容は……『サンタガールズがイベントを行う為、我々はこの町を爆破する』といったものであった。
丹緒 「もしもし、話はもう聞いたでしょ?」
市乃 「はい、聞きました……。サンタガールズもイベントは中止するようにって、町長から直々に」
丹緒 「ま、そうでしょうね。……分かってるわよね?」
市乃 「はい、分かってます。……それでもサンタガールズは出動です!」
丹緒 「分かってない!!」
丹緒 「……本当の本当に、命の危険に晒される事態なのかもしれないの」
丹緒 「冗談で済まないのよ!? 毒物混入と偽って駄菓子を撤去させようとする悪戯程度じゃ終わらないのかもしれないの!!」
市乃 「なんか妙にピンポイントな話題ですねぇ〜……」
丹緒 「ま、まぁニュースサイト見ていて知っただけだし。バスケとか興味ないしっ!」
市乃 「必死ですね〜にやにや。ミーハー、悪くないと思いますよぉ?」
丹緒 「煩いわねっ! とにかく、私達も自宅待機するって決めたから。……登校しなくて済むし、ラッキーね」
市乃 「…………本当に、それでいいのかな」
その日、鉢科丹緒ちゃんから連絡を受け、それでも私の中では決意は変わらない。
町興しで、再びこの美布町を復活させたい。賑やかにしたい。そうして他県までサイトで募集を掛けたんだ。
この程度で屈してしまっては、町興しに協力してくれる人に申し訳がない。
だけど、本当に美布町を爆破させると脅迫文が届いた以上、ボランティアで参加してくれる人々に強制させるわけにはいかない。
市乃 「……社会のクズめ……」 ボソッ
丹緒 「い、いちのん? どうしたの?」
市乃 「なんでもないよ。なんでも!!」
市乃 (やっぱり決めた。当日はゴミ拾いをしよう。その為に>>666という武器も用意したのだから!)
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