過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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781:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/21(土) 23:08:25.38 ID:+yoYQxeYo
 そうして、浮翌遊してはその場へ到着した私達に待ち受けていたものは、ダンスパーティ。
呪いを受けた一般市民が、皆で手を取り合い、社交ダンスを像の前で踊っている。
それを眺めみるように穏やかな顔をしたむりやり様と同時に見て、ちょっとした逸話を思い出す。


市乃 「……むりやり様って、時空を曲げる存在だって、知ってます?」

美奈 「またまた〜、それ、都市伝説以前の問題って話でしょ〜?」

丹緒 「でも、神隠しはむりやり様の祟りだって説もあったわね」

四葉 「対象を確認してみましたが、特に怪しい点は見受けられないのであります。……変な顔以外は」

市乃 「ッ!? むりやり様の前で変な顔って言っちゃダメです!!」

丹緒 「た、祟られても知らないわよ、私!!」

四葉 「ほえ、何かおかしな事を言ったでありますか?」

トナ貝 「まぁまぁ、ともかくだ……。あのむりやり様の頭の上に乗っかってるピエロ野郎を潰さないとな……」

市乃 「こんな時の為に、祈りはMPを使うから、実際の兵器を持ってきているのですっ!!」 ジャーン

丹緒 「あ、あんたもちゃんとAK47カラシニコフ、持ってきていたのね……」

市乃 「丹緒ちゃんが私のプレゼントしたスナイパーライフルを持ってきてくれて嬉しいのです!」

市乃 「と〜に〜か〜く〜……、あのピエロさんには、私たちとダンスを踊って貰いましょうッ」 ズドドドッ


 その存在が、敵にとって最後の一人なのかは分からない。
だが、町を爆破すると脅迫し、挙句呪いを仕掛け、人々を思うがままに操ってしまうこのゴミクズ連中は許せない。

 元々、私は少々独善的な所があった。他人に優しく、と、今は居ない母に教えられた言葉。
それを実行する為に、私はあらゆる手を尽くし、差し伸べていってきたつもりだった。

 だが結果はどうだろう。恩義を感じて欲しいとは思わないが、感謝はされてもその一瞬だけ。
その一瞬の愉悦感も、恐らく私は欲していたのだろう。気付けば、虚しき行為と化していた。


市乃 「くぅ! 普通のBB弾じゃ効かないっ!!」


 攻撃はピエロに当たらない。いや、届いてもいるのだが、空間が湾曲しているのか、BB弾が勝手に反れてしまう。
それを腕を組み、ただ笑むだけで像の上に乗り見下ろすピエロは、私が弾を撃ちつくしたと同時に動いた。


?? 「折角だから、キミ達もダンスを踊っていきたまえ。……>>782というダンスをね」


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