過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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830:ミント ◆MINTG/yggg
2013/12/22(日) 23:59:17.49 ID:TwsbDMwxo
老爺「兵隊にとられた孫がこの辺りで戦死したので…やってきたのですよ」
エル「なるほど…つまり過去のあの戦争の被害者でしたか…」

老夫婦たちの目的は分かった。だがそれを聞いたセトラが再び複雑な表情を見せる。

セトラ「すいません、出て行ってください…」
エル「え…?」

その時だった。セトラの目は完全に狂気そのものだった。
そして老夫婦の前に立つ。

セトラ「出て行け!!ここからすぐに!!」
エル「お嬢様…一体どうして…」
セトラ「兵隊にとられた孫がこの辺で戦死した…?それを聞いてこの二人の正体がわかったんだ!!
    あんたら…東から来ただろ…」
老夫婦「…はい、一応セイドラッド領から…」

セイドラッド…それを聞いたセトラが再び暴れ始める。しかしエルに取り押さえられ、
じたばたと足を動かすだけだった。

セトラ「帰れ!!お前ら…わかってるのか!!」
エル「お嬢様…落ち着いてください!!」
セトラ「お前たちが言ってる孫は…この村を滅ぼしたんだ!!」
老夫婦「…!?」

過去の戦争。東の武力帝国セイドラッドと北のブゲン。そして西のワイトライガの3ヵ国に
よる争いだった。そして戦争は徐々に加速し…テムト領までも巻き添えにしてしまったのだ。
その様は一方的だった。テムト領では兵士を集める余裕すらなく、他国によって滅ぼされてしまった。
そして唯一生き残ったセトラはその他国を非常に恨んでいるのである。

エル「すみません、ご老人方…。お嬢様はこの村の唯一の生き残り…」

老夫婦もその話を知ると急に黙り込んでしまった。まさか自分の孫が襲った村に
来てしまっていたことに驚きを隠せなかったようだ…。
セトラもエルが押さえ込み、気を失わせることでやっとおとなしくなったようだ。

エル「…とりあえずこちらへ。お嬢様が起きる前にお話だけでもお聞かせください。」


現在の様子
人間1人
亜1人
人間の奴隷1人
人間の捕虜6人
魔神5人
魔人約20人

続く


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