840:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/04(土) 21:23:32.83 ID:jydCgdfKo
俺は何とか苦労して、そして心の中で涙を流しつつ、千円を握り締め、食い物調達に百円ショップを目指すのだった。
蓮路 「便利な世の中になったもんだ。……いや、なり過ぎたんだ……!」
店員 「ひっ!?」
蓮路 「……これ、下さい」
店員 「は、はいっ! 315円になります……!」
蓮路 「……15円、何とかならないっすかねぇ?」
店員 「む、無茶を言わないで下さいっ!」
蓮路 「ですよねー、そーっすよねぇー……フフフ、フフフフッ!」」
店員 「ひぃぃぃっ!!」
自分で言うのもなんだが、俺は割りと人に怖がられるような存在では無い筈である。
寧ろ人畜無害、いや、有害な部分はあるかもしれないが、それは性的な意味で少々有害な所がある程度で、
殆ど無害に近い、存在していても陰の薄い人間だと自負している。
しかし、今日に限ってなのだろうか、その辺りは何ともいえないのだが、どうにも店員に、いや、人間に怖がられている気がするのである。
理由は何だろうか。人相はイケメンレベルなのだから、もっと「キャーッ!」と頬を赤らめる女子が多くてもおかしくない筈。
それでは服装か? 臭いか? 店を出て、おにぎり三つだけを調達した俺は、何となく店の前に備わっていたガラス越しに自分を見る。
くたびれたコート、ぼろぼろのシャツが見える中、恐らくイケメンの俺が笑んでみる。やはり悪い点が見つけられない。
蓮路 「……まぁ良い、つうか、どうでも良かったな。……ん?」
?? 「ッ、ヤバッ!!」
蓮路 「今、俺の背後に女の子が居たような……。気のせいか?」
?? 「そうそう、気のせい気のせい」
蓮路 「……百均ショップのゴミ箱の陰に隠れて、そこから声が聞こえるのも気のせいか?」
?? 「そうそう、気のせい……キノセイデスヨー」
さて、どうしたものだろうか。声を掛けるか、スカートでも捲ってみるか、俺が取った行動は>>841
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