過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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866:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/04(土) 23:18:41.04 ID:jydCgdfKo
蓮路 「えー、唐突で申し訳ないのですが、田端さんって不倫してませんか?」

未羽 「ちょっと、本当に唐突過ぎて失礼すぎるわよ! 田端さん、申し訳ないです、この人空気読めなくて」

玲子 「いえ、いいんです。……どうして分かったのです?」

蓮路 「フッ、あえて言うとカン、になるんですがね……。部屋の荒れ具合から、察知いたしました次第で」

未羽 「……なんか複雑な気分」


 本当にカンなのだが、精神的にヒステリックな女性だと思われ、そして金に不満が無いのならば、恋愛沙汰だろうと踏んだだけだった。
そして、23歳でこんな高級マンションと呼べるような場所に住めるほど、条件が良いとなれば、何か裏があると考えただけだった。


蓮路 「……不倫相手は、おおよそ想像はつきますが」

玲子 「はい。……私の勤めている会社の副社長の方でして」

蓮路 「ほう、これはまた。……で、どれくらいになるのですか?」

玲子 「もう一年となります。最初に見初められた時は、まだ私は新米でした」

蓮路 「このマンションも、その副社長の方が?」

玲子 「肩代わりしてくれたんです。でも、それはお別れの切符でもあったんです……」


 不倫が妻にバレた副社長は、これ以上彼女と付き合えないと、今までを清算する形でマンションを購入し、与えたという。
だが、彼女はそれでも本気だった為、彼を忘れられず、精神的にも拠り所を失い、自殺行為を起こしてしまう。
こうして語れば簡単な話だが、彼女にとっては重い話なのだろう。ならば……と、俺は口を開いた。


蓮路 「……その副社長の事を忘れる勇気、或いは副社長と共に歩む勇気、どちらが欲しいですか?」

玲子 「そ、それは……」

蓮路 「それとも、第三の路、>>866という勇気を持つ気はありませんか?」


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