過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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881:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/05(日) 00:15:17.56 ID:yj36wvPjo
 命 「貴方には、報酬としてちくわの穴をプレゼント」

蓮路 「ちくわの、穴だけ、だとッ……!?」

 命 「というのは冗談で、これくらいで。……家賃も滞納していると聞いたし」

蓮路 「に、二十万。あ、ありがてぇ、ありがてぇ……」 ポロポロ

未羽 「うわ、この人泣き出した、きんもいっ!!」

 葵 「…………」


 こうして、俺の初仕事は成功に終わり、報酬を頂いては早速家賃を支払うことになるのだった。
その後、十万ほど余りを残した俺は、今日だけは豪遊しようと、未羽を誘おうと再び事務所へ向かうのである。

 が、その頃、彼女は既に新たな仕事を見つけるため、人分けを始めていると命が教えてくれるのだった。


蓮路 「なぁ、命ちゃん」

 命 「……何? 占いの途中で忙しい」

蓮路 「今日はタロットじゃなくて水晶なのか?」

 命 「占いの類ならなんでもいい。それが私の仕事のひとつ」

蓮路 「……それも、異能ってヤツなのか?」

 命 「さぁ。でも……人って、可能性の塊。……そんなモノがあるかもしれない」

蓮路 「未羽は新たな仕事、見つけてくれるのかねぇ?」

 命 「もう既に目星はつけてある。後は彼女の言う負の度合いにもよるけれど」

 命 「……お金持ちの方が、私は好き」 クスッ

蓮路 「ぼったくる気満々だな、社長は」


 こうして、俺は新たな職場を見つける形となった。それは、正式には語られない、表向きは教団と言う宗教団。
しかし裏の顔は、人を岐路から救うべく、路を切り開く相談員。それが、俺の新たな仕事であり、運命でもあった。

 この職場との出会いが、俺の新たな道へ誘う第一歩となったのは、言うまでもない話――。


―― つづきます


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