過去ログ - むりやり小説ゲーム 四番館
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940:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/18(土) 22:27:47.03 ID:fp0Cq78Zo
 葵 (……頑張って、蓮路さんをその気にさせなきゃ!)

 葵 「……って訳で、その……あの」 モジモジ

蓮路 「……ど、どうした、上坂……」

 葵 「……今日、良かったらその、ご飯も一緒に……」

 葵 「それに、もし帰るのが面倒だったら、その……、泊まって行かれても……」

蓮路 「って、いきなりどうした上坂。俺の事はもう怒ってないのか……?」

 葵 「怒るというか、コスプレさせられて恥ずかしかったり、ちくわの舞なんて踊らされて理不尽に感じて飛び出しはしましたけど」

 葵 「……怒ってるって訳じゃ、ないです……」

 葵 「寧ろ、今こうして心配してきてくれた事の方が……///」

蓮路 「お、おう……だったら良いけど」

 葵 「そ、それじゃ、夕飯良かったらご一緒に! 頑張って作りますんで!!」

蓮路 「え? あ、あぁ……、俺としては助かるけれど、良いのか?」

蓮路 「その内、親御さんも帰ってくるんじゃないか?」

 葵 「……さっきも言いましたよ」

 葵 「この家には、私しか居ません。……両親は、もう居ません」


 その言葉を改めて聞いた時、俺は彼女がどういう環境に身を置いていて、何故あの組織に属しているのか全く知らない事に気付き、
それでいて、無神経な発言をしては彼女を傷つけたかもしれないと、小さく詫びた。
しかし彼女は笑顔でそれを受け流し、エプロンを身につけては頑張って料理すると、包丁を握り締めていた。

 良い子だと思う。人見知りは激しいかもしれないが、こうして触れてみると、思いやりもあって、素直で、何より健気で。
どこかの誰かさんとは大違いな女子高生。それは、背も小さく、だけど健気に生きようと背筋を張って、今も包丁を……ぶん投げていて。


蓮路 (今晩のメシ、多分まともなモンにはならないな……)

 葵 「とぉ、とぉっ! てゃぁぁぁっっ!!」 ザクザクッ

蓮路 (野菜ザクザクッとか、どこのMOCO’sキッチンだよ……)

蓮路 (っと、オリーブオイルをドバドバしてやがる! 三度、四度も追っている!!)


蓮路 (そして出来上がった料理が>>941とは、何故だ!?)


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