953:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/18(土) 23:26:11.03 ID:fp0Cq78Zo
蓮路 (足の小指と爪の間を刺されている……意識はかろうじてあるようだが……)
蓮路 (ってまた妙な箇所を刺されてるな。何でこうなった……?)
蓮路 「おい、未羽、しっかりしろ、ぶっちゃけ致命傷でもなんでもないぞ!?」
未羽 「で、でも、私……小指、小指がなくなって……」
蓮路 「大丈夫だ、出血も大したことないしちゃんと付いてる。って、カッターナイフみたいなもので刺されたのか」
蓮路 「まぁ、念のため救急車、呼ぼうか?」
未羽 「だい、じょぶ……、もう少し休めば……」
蓮路 「……店員さん、救急セットとかあったら、お願いしてもいいですかね?」
店員 「え、ええ、はい……少しお待ちください」
それから暫く時が流れた。社長には一応連絡を入れてあるのだが、上坂を捜し出し、彼女を保護したいと願い出るものの、
俺は未羽の傍に居るよう指示され、彼女はまた後に連絡を入れると、電話を切ってしまった。
未羽の右足の小指部分の治療を終えた俺は、今はもう暫くこの場に留まらせようと、カップルシートを貸しきる形になってしまう。
実際はカップルでもなんでもない、下手をすれば援助交際だと思われなくも無い歳の差である俺達は、肩を並べる事になった。
未羽 「……ごめん、なさい」
蓮路 「謝罪はもういい。……というか、経緯を話してくれ」
未羽 「うん。……ターゲットは相変わらず、引越しの準備に夢中だった……」
未羽 「だけど、暫くしてアパートから出てきて、聞き耳立ててるのがバレちゃって……」
未羽 「怯えるようにして彼は逃げていって、私は慌てて追いかけた。脅かすつもりはなかったんだって」
未羽 「けど……ココに逃げ込んだ彼を、私は多分追い詰めちゃったんだと思う」
未羽 「ようやく話が出来るようになって、けど私が……余計な事を言っちゃったから……」
未羽 「荷造りに使っていたカッターナイフを取り出して、私の脚を掴んで……」
蓮路 「それで、足の小指を刺されたって訳か」
未羽 「彼、>>954なんて妙な事を口走っていたんだけど、分かるかな……?」
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