過去ログ - 野原しんのすけ(15)「ねえヘタレのオジさん、言葉のままに歪めてみれば〜?」
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213:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga ]
2013/12/03(火) 01:09:02.58 ID:CUMfZezM0
「ふむ、見慣れぬ少女が一人増えているが敵ならば容赦はしない」

そう言って男は彼女に鏃を投げつけた。

「危ない!」

パルツィバルが少女をかばい、彼の背に鏃が当たる。
すると今度は金が融けた高温の液体になるのではなく、鎧が黄金に変わってしまった。

「……ありがとうございます、名も知らない騎士」

黄金の像になった騎士へ感謝を伝えると、少女は男を睨み付ける。

「名乗りなさい錬金術師、私はイギリス清教は第零聖堂区『魔道図書図書館』の『図書館司書』。ヨハネズペン・ライブラリアン……またの名を野筆世波音です」

「パラケルススが末裔、アウレオルス・イザードだ」

男が手元に戻した鏃を構える。

「退がれ野筆ヨハネ!コイツは僕に任せて君はあの子を早く追うんだ!!」

「ええ、分かっていますステイル・マグヌス。お互い『出来る』ことをやりましょう」

少女が舞うようにくるくると回り出した。
投げられた鏃を袖が弾く。

「何だと!?」

「私は腕を振っている間、袖を玉鋼、ダマスカス鋼とぶつけ合えるだけの強度に出来ます。そんなちゃちな刃物では傷なんてつきません」

「くっ」



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