過去ログ - 野原しんのすけ(15)「ねえヘタレのオジさん、言葉のままに歪めてみれば〜?」
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◆aMcAOX32KD1b
[saga ]
2013/12/03(火) 01:16:48.90 ID:CUMfZezM0
男が悔しそうに顔を歪めステイルが笑い声を上げる。
「あーはっはっはっは。そうか、そういう事か」
「何が可笑しい!」
怒る男に対してステイルは涼しげに言う。
「君、気付かなかったのかい?彼女が舞いながら袖口からカードを落としていた事にさ」
「家の周りに貼られていたカードを回収するのは少し疲れましたが、それに見合う価値はあったようですね」
イノケンティウス
「ああそうだね、出でよ!『魔女狩りの王』!!!」
炎の身体を持った巨人が現れ、錬金術師に向かっていく。
「くっ……ならばそれも金に変えるまで」
鏃を投げるが、炎で出来た巨人が腕を振うと鏃ごと鎖が途中からきえてしまった。
「無駄ですよ錬金術師、ステイル・マグヌスの扱う炎の温度は『金』の沸点を上回っています。それと、もう動けますねパルツィバル」
「ああ、勿論だ」
物言わぬ黄金の像になったはずの騎士がこちらに突出してくる。
「バカな、バカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカなバカな」
黄金の鎧に弾き飛ばされ、壁に叩きつけられた錬金術師はそのまま動かなくなった。
「やれやれ、所詮偽物じゃこの程度か」
「どうやら私とはまた別のタイプの『魔術人形』のようですね」
「神父殿は何故コヤツが偽物だと?」
「『魔道図書図書館』と聞いても何も反応を示さなかったからね。本物なら有り得ない……しかしまさか、金に変えられたのが鎧のみとは」
「それでも関節部を私が切らねばうごけませんでしたよ。貴方が私が呼びかけた時に『パルツィバルだ』と名乗ったので生きている事は判りましたが」
「うむ、司書殿には頭が下がる思いだ。見事なさくせんでしたぞ」
「僕のイノケンティウスを囮につかうとはね」
「しかし彼が偽物だとすると本物は……」
「ああ、急ごう。とりあえずは校長室だ(『アウレオルス・イザード』は手強いぞ……死ぬなよ、上条当麻)」
ステイルは口の中でつぶやきを押し殺し、3人はエレベーターに乗り込んだ。
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