過去ログ - 野原しんのすけ(15)「ねえヘタレのオジさん、言葉のままに歪めてみれば〜?」
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844:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2014/07/13(日) 21:13:39.78 ID:5JSy39F60
ステイルが苦笑交じりに言う。

「君にとって全面戦争の阻止よりそっちの方が重要なのか……」

「まあ、そう言うなよステイル。その方がしんのすけらしくて良い」

上条がステイルに言った。

「それに俺も、『世界』がどうだとか『戦争』がどうだとかって話よりも、こっちの方が解り易い」

「うん?君も彼にどくされたのかい?」

「そうじゃねえけどさ。こうして知り合っちまった以上、姫神にもクリアにも、笑っていてほしいだろ?」

「そうそう、オラもそれが言いたかった」

しんのすけは姫神を指していた片手を愛刀に戻し八相に構え直すと、言葉を続ける。

「これだけ戦う理由が揃ってたら、諦めるなんてできないでしょ?」

上条君達もそうでしょ?と言うように両隣に立つ二人に視線をむける。
ステイルはやれやれと肩をすくめ、上条が笑いながらうなずいた。
ナタリーは呆れたように、しんのすけへ言う。

「赤の他人の為に死ぬなんて、やっぱりニンゲンは劣等種ね」

「死なないし。それに赤の他人だろうが『かわいいお嬢ちゃんときれいなお姉さんの為』なら、オラはけっこう頑張れるゾ」

ニヘラと笑みを浮かべ、しんのすけはそう言った。
そんな彼の表情を挑発と受け取ったのか、ナタリーが苛立ちと共に言葉を返す。

「死なない?そう、じゃあ試してみようかしらっ!?」

彼女が指揮棒を振るい、巨人は腕を大きく後方へ引き一瞬だけピタリと止まったのち、その腕をしんのすけ目掛けて突き出した。


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