27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 22:24:25.46 ID:3fMmVyzW0
「私、宮下さんにそんなこと言ったっけ……?」
佐藤が首を傾げる。
あ、やば。
「言ったっていうか、たまたま聞いたっていうか」
「そうなんだ」
「うん」
沈黙。
「……」
佐藤は無言で髪の毛にシャワーをかけて、ぱちりと目を開いた。
私はその目から隠れるように、そろそろと口元まで浴槽に身を沈めた。
「どうして、それで一本早めたの?」
髪の毛を手で絞りながら、至極当然な質問をする佐藤。
「いや、ほら佐藤に会えるかなーって……思いまして……」
「一緒に登校……したかったの?」
「そういうわけじゃ……ないようなあるような」
「どっち……?」
「ど、どっちでもいいじゃん!」
逆ギレとか馬鹿じゃん。
「う、うん」
佐藤は案の定、少しびくついてそれ以上突っ込まなくなった。
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