29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 22:44:36.85 ID:3fMmVyzW0
私は、佐藤の脇を抱えて何とか浴槽に浸からせた。
「ありがとう……」
恥ずかしそうに、そして申し訳なさそうに眉毛を下げて佐藤が言った。
それから、ぽつりぽつりと口を開いて、
「本当は私……あの電車で痴漢を待っていたの」
「はあ?!」
衝撃的な事実に脳が追いつかない。
「ご、ごめんなさい」
佐藤は意味もないのに、反射的に謝っていた。
「そ、それはどういうことなわけ? 私は、変態から変態を守っていたという解釈でいいわけ?」
「ち、違うの……」
「違うのって言われても、それ以外に何がどうあってチカンを待つかっていうね……」
私が佐藤のことを180度考え直そうかと思案する前に、
「練習だったの……」
また意味不明なことを彼女は言い放っていた。
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