56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 19:02:25.55 ID:hqIuXhdT0
授業は全く頭に入らなかった。先生の言ってることは右耳から入って左耳から抜けて行く。
授業中もずっと雪乃さんのこと、警察に捕まるかもしれないこと、そしてお兄ちゃんにバレて嫌われるかもしれないこと、そんなことばかり考えていた。
小町の席は窓際なので、校庭も校門も見える。今にもそこからパトカーが入ってくるかと思うと鼓動の音が早くなって、手に汗が噴き出してきた。
小町(バレるはずないよ)
そう思い込もうとしても、不安は大きくなるばかりだった。
給食の時間になっても全く食欲は湧かない。昨日の夜から何も食べていのに。
無理やり箸を動かして給食を詰め込んだけど、昼休みに気持ち悪くなってトイレで全部吐いてしまった。
……ウップ……オェ……ハァハァ……
小町(怖い怖い怖い怖い怖い……あんなことしちゃいけなかった。誰か小町を助けてよ……もう一生何も悪いことしませんから)
昼休みの間ずっとトイレに座り込んで震えていた。
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