過去ログ - 京太郎「ノーオカルターチーム?」煌「すばら!」【咲-Saki-】
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262:1[saga]
2013/11/24(日) 21:49:31.17 ID:1MA+KP3so

京太郎「これから会いに行く叔父さん、格闘家でジムを経営しているんですよ」

ゆみ「え?」

京太郎「格闘なんて日本じゃ儲からないですから、殆どの人が他に仕事をしながら趣味みたいな感じでやってるんですよ」

ゆみ「……?」

京太郎「それはプロになっても変らなくて、総合格闘技の王者とかで、普段は事務仕事をしてたり
  実家の乾物屋を手伝ってたりとかするそうなんです」

ゆみ「……」

京太郎「それで、叔父さんの事務にも儲からない事が分かってても、プロになりたいって入ってくる若い人達は居て」

京太郎「張り切って絶対プロになるって意気込んでいる人も居れば、
  趣味で続けている延長でやってて、目標としてプロになる人も居るそうです」

ゆみ「……うん」

京太郎「そんな人達の話しをなんですけど、絶対プロになって頂点に立つんだ!って言ってた人ほど一回だけの挫折でポッキリ折れてしまったり
  逆に、趣味でゆるゆるやってた人が、何時までも続けて、何時の間にか頂点に立ってたりするんだそうです。
  まあ、そういった例があるってだけで、全員に当て嵌まる話しじゃないですけどね」

ゆみ「……うん」

京太郎「あははっ、なんかわけわかんない話しをしちゃいましたね」

ゆみ「いや、まだ全部は飲み込めていないけど……聞いて良かったよ」

京太郎「だったら、良かったです」

ゆみ「……ありがとう」

京太郎「……」

京太郎「目に見えて才能が有る人間だけしか、先に進めないんじゃ……ちょっと寂しいですからね」

ゆみ「……ああ、そうだな」

京太郎「諦めが悪いだけかもしれませんが……努力を続けられる才能、そういうのもあると思うんです」

ゆみ「そうだな、とても……とても大切な才能だと思うよ」

ゆみ「私も、その才能を目指したくなってしまうくらいにな」

京太郎「ゆみさん……」

ゆみ「フフッ」

京太郎「……(相変わらずイケメンなセリフが似合うなあ)」


>>京太郎と加治木ゆみは、鶴賀までの長い距離を一緒に過した。
>>京太郎とゆみの事が、ゆみは京太郎の事が理解出来た気がした……。


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