過去ログ - ウサミ「狛枝くん、みなさんと仲良くしてくだちゃい」狛枝「えっ」 2周目
1- 20
992:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/27(水) 19:17:40.17 ID:yKB+E4So0
「違う、もみじのせいなんかじゃねーよッ!!
 俺が、男なのに…銃だって持ってたのに…頭に血が上ってたから!!」

「そんなの、あたしだって…季莉を抑えたってだけで油断して…
 錬の動きもちゃんと見ておけば良かったんだ…ッ!!」

もみじは泣きながら、紗羅と健太も涙声で、自分のせいだと喚き合っていた。
違う、そうじゃない、そうじゃないだろう。

「健太は…奨と咲良のために…怒ってくれたんだろ…?
 紗羅が…榊原の武器奪って…湯浅を止めてくれたから…助かったし…
 もみじが頑張ったから…今…みんな…ここにいるんだろうが…
 さすが…この俺様の…誇る…お前らだ……」

この結果は、誰のせいでもない。
元は、室町古都美(女子十八番)が殺害される様を見て居ても立ってもいられなくなった自分のせい――いや、あそこで何も言わずに立ち去るだなんて考えられないし、健太と紗羅も血の気が多い直情型だから、どう転んでも見逃すことなんてできなかっただろう。
賢吾が池ノ坊奨(男子四番)を殺めた犯人だとわかって健太が飛び出したのも当然の話で、健太でなければ自分や紗羅が同じ行動を取っていただろう。
もみじが雪美に手を上げ怒鳴ったことは驚いたが、自分の気持ちを汲んでくれての行動を責めるだなんてあり得ないし、あの場でもみじを見捨てる選択肢もあり得ないのだから、怪我をしてしまったのは上手く避けきれなかった麗自身の責任だ。
紗羅が奮闘してくれなければ健太は今頃賢吾に止めを刺されていたかもしれないし、もみじが錬の銃を奪い賢吾を足止めしていなければ全滅していた可能性もある。
誰かを責める要素なんてどこにもない。
むしろ、頑張って生き抜いたことを褒めてしかるべきだ。

大丈夫だ、お前らは、まだ頑張れる…
俺が誇るお前らが、こんな所で止まっていいはずがない…


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/442.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice