101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/14(土) 01:59:46.21 ID:LAUlZy5AO
息子のいる部屋へのドアが開いた。
「ほら、君の息子がいる部屋だ。入りた前。君が変人でないなら、滅菌室で安静にしている息子の上に座り込むなんて馬鹿なことをしないはずだ」
医者はニヤニヤと笑っている、彼女は頭の中で理性と本能で戦ってるだろう。
さきほどは「息子に座りたい」と発言をしていた。そこを付き、悩む彼女に「迷うってことは息子に座って殺害したいってことだろ変人が」っていい放てばなんらかの言質が取れる。
「開けてくれてありがとうございますじゃあ入りますね」
だが彼女はすんなりとそう言って部屋に入ろうとした。5時になった瞬間に更衣室へ向かうパートのように。
「待て待て待て!」
医者は女の腕をつかんだ。
「なんでしょうか?」
女はぱちくりとしながら聞いた
「何をしに入る気だ」
「座りにいくんですが」
平然と女は答える。
「だから馬鹿じゃないのか!?てめえの息子が死ぬって言ってんだろうが変人!」
「変人か変人じゃないかって話してんだから建前でもちょっとは躊躇しろよ!何平然とした顔してんだよ!奢ってくれて当たり前みたいな顔してんぞ変人!」
「ええ私は変人ですよ、自分の体重で我が子を殺害できるなら一番嬉しいです」
「いえ、前みたいな方法で死んでもらうのも素敵かなって思ってます」
「とりあえずこのドアをあけてくれたら嬉しいなって思ってました。あとはこっちのもんですね」
彼女はニコッと笑った ありえないほど可愛くて恐ろしい笑顔で。
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