52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/27(水) 19:33:18.71 ID:PexfuKuAO
ヨロヨロとあの子の元へ 私は歩みだします。頭の中を音声とも映像とも似つかわないものがぐちゃぐちゃとかき回り、強烈な痛みを生み出します。
「あぁ………あぁ」
あの子の上でタップダンスを行ったこと、垢擦りで出た垢を食べさせたこと、あの子を縛りつけてサンドバッグにして殴ったこと、人間掃除機にして部屋中の埃を食べさせたこと、私の口と、あの子の鼻と口をホースで繋ぎ私の吐いた息だけで酸素を与えていたこと。
すべての思い出が犇めき、ガンガンと頭の中で暴れ狂いだします。
すべての楽しかった思い出が頭を過ります、大切なものは無くしてやっと気がつくんだなんていう常套句。馬鹿にしていた、ありふれた言葉。
その言葉、今なら痛いほどわかります。 そう、わかる。
「あうっ!」
足を滑らせ、床に身体を叩きつけられます。
「うううう……」
あまりもの痛みに涙が出てくる、でもあの子が受けた痛みはこんなもんじゃなかったんだ。
行かなきゃ…
172Res/87.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。