過去ログ - モバP「耳を触らせてくれ」 幸子「は?」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/11/15(金) 14:12:41.20 ID:1WBaFvgOo
「んっ…」

 撫でられる彼女は昔と違って血色の良い顔つきをしている。歳相応の幼さ残る笑顔、よく笑うようになったなとも思う。そのショートな髪型、顔の右半分を隠す前髪、そしてブロンドの髪色、そのどれもが愛おしく感じる。

「じゃあちょっと失礼して――」

 彼女の耳に注視すると、13歳とは思えないファッション。普段はピアスも付けているのだが、今日はイヤーカフだけらしい。パンクな装飾を施すその耳は、予想以上に小さく、可愛らしいものだった。

 幸子の時とは違い、いきなり耳に障る。イヤーカフに触れないようにしつつ、まずは耳介筋をなぞる。

「くすぐったくないか?」

「んっ…だ、大丈夫」

 我慢しているようにも見えず、いつもどおりの様子に幸子の狼狽さを思い出し含み笑いをする。その姿を見た小梅は「ど、どうしたの…?」と聞いてくるが、「いや、なんでもないよ」と返す。


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