過去ログ - モバP「耳を触らせてくれ」 幸子「は?」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/11/13(水) 21:39:40.48 ID:LcD+z8nzo
「良いですよ! ボクの気が変わらないうちにどうぞ!」

 いつもの自身気な顔、跳ねた横髪、ラベンダーアッシュの髪色、少し紅潮する頬、そのどれもこれもが彼女らしい象徴であった。「カワイイ」それが彼女であり、彼女のすべてでもある。

 ソファーに座っている彼女の隣に移動する。

「じゃあちょっと失礼して――」

 そう言いつつ、好奇心を込めた腕を伸ばす。最初から耳に触れようとはしない。好きなモノは最後に取っておくタイプだからだ。

 俺が右手を伸ばすと、幸子はビクリと身体を震わせる。勢いで承諾してしまったものの、いざ直面してしまうとなると慣れず緊張してしまった、といったところだろう。そんな彼女の緊張を和らげるためにも、まずはその跳ねた横髪に触れようとする。

「ぷ、プロデューサーさん、や、やっぱり待――っ」

 彼女が言葉を言い切る前に、その横髪に触れる。濡れた時も、飛んだ後も、いつも跳ねているその横髪は前から気になっていたところだ。下から掬い上げるように触り、手櫛のように撫でる。


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