106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/11/16(土) 08:31:10.17 ID:f0aqrkApo
シャワーを浴び終えてリビングに戻ると
本当に簡単な朝食ではあったけれど
春香は見事に作り終えていた
「ハムエッグサンドだよ」
「流石ね」
「えへへっ、それほどでもないよ〜」
許可がいるようなことでなければ
春香が普段と変わらない様子だったのは
救いかもしれない
そうか考えて、首を振る
救いかもしれないってなに?
生まれた疑問。
どうしてあの時満たされなかったの?
蘇った疑問。
「食べないの?」
「いえ……食べるわ」
彼女の声にそう返し
疑問を振り払った私はハムエッグサンドを口に入れた
美味しい。はず
この子は料理ができるし、当人はすごく美味しそうに食べているし
毒を持ったとかそういう様子もない
けれどなぜか、私には味を感じ取ることができなかった
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