114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/11/16(土) 09:32:27.06 ID:f0aqrkApo
細切れの不安定な言葉をつぶやきながら
美希は体を震わせていた
恐らく。
寒さでも、恐れでもなく。怒りによって
「ミキだって、しちゃいけないはずの恋をしてたプロデューサーに……ね」
「ええ、知ってるわ」
「だからね? 半分くらいなら……禁断の恋をする辛い気持ち、解ってあげられるつもりだった」
「それで?」
「……味方がいないのはつらいの。苦しいの。だから、千早さんの恋が報われるように、手伝ってあげたかった」
美希のうつむいて見えない表情から
ポロポロと、雫が落ちていく
「なのに、なんで相談もなしに春香がおかしくなるような事しちゃったの!?」
「……………………」
黙り込む私に苛立ったのか
美希は顔を上げ、やっぱり。私を睨んだ
「なんで、自分から叶うかもしれなかった恋を、絶対に叶えられないものにしちゃったの!?」
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