34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/11/14(木) 20:27:43.70 ID:G7WYA4vTo
ゆっくりと、たどたどしい足取りで
春香は私の方へと近づいてきた
心配そうな表情の影に
私に対する畏怖の感情が感じられ
じっと見つめると緑色の宝石のような瞳は暗く
わずかに揺らいでいるのが解った
「春香」
「家まで送ってあげるよ」
「それならプロデューサーさんが帰ってから車で――」
「いえ、大丈夫ですよ。ね?」
「……ええ」
春香はいつもの春香を演じ
亜美の家に泊まったせいだろう
普段よりも多い荷物を抱えて、私の手を少しばかり強引に引いて
「行こっか、千早ちゃん」
私達は事務所を後にした
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