過去ログ - とあるミサカのアルバイト
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54: ◆ep89LxT8I.[saga]
2014/01/19(日) 16:05:48.17 ID:lakb0q1y0
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【東三局】

 東(親):黄泉川  30,200点
 南   :一方通行 21,600点
 西   :芳川   21,600点
 北   :番外個体 26,600点

流れが変わってきたのは一方通行も芳川も同じだった。

一方通行「(まァまァな配牌…次は親だし速攻で行くか)」

一方通行「その発、ポンだ」

一方通行「ツモ。発、赤、2000点」

地味だが確実なアガリ。
この短時間での学習能力に目をむいたのは番外個体だ。

番外個体「うわ親御さんセコい」

一方通行「言ってろ。第一、オマエ俺から一回も上がれてねェじゃねェか。俺の手牌が透けて見えたところで、俺から上がれねェようじゃ話にならねェな」

番外個体「ふん…」

そうなのだ。
ルールは番外個体に有利。
しかし一方通行がその優れた演算能力を駆使して、番外個体の当たり牌をピタリと止めている。
「得点源」のアテが外れた番外個体に残ったのは、「黄泉川芳川からはロン上がり出来ない」という縛りのみ。

番外個体「(黄泉川芳川からロン上がりできないのは地味に痛い…このルール言い出すべきじゃなかったかな)」

このまま一縷の望みを捨てず一方通行への直撃を狙うか、ツモ上がりを狙って効率を重視するか。
そんな迷いが見える捨て牌を今度は芳川が見逃さなかった。

芳川「ロン。跳満よ」

番外個体「!?」

芳川は、ふぅ、と息を吐くと卓に肘を付いて手を組み合わせた。

芳川「番外個体、あなた…背中が煤けてるわよ」

黄泉川「キタ━(゚∀゚)━!学生時代の芳川の決めゼリフじゃんwww」ゲラゲラ

番外個体「ああ、もう!」

捨てる瞬間に電流が走ったの!コレ当たり牌だって!わかってたの!なんで捨てちゃったかな、もう!
そんな言い訳を聞きながら一方通行は(…麻雀ってちょっと楽しいな)と感じ始めていた。





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