過去ログ - 苗木「穴に落ちたら別世界?」舞園「たぶん違うと思います」
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カタツムリ
◆VVBcRnN7PuNW
[saga]
2013/11/15(金) 00:44:03.15 ID:k5ZdhmIm0
桑田はため息を吐くと、さらに続けて言った。
「それにしても、誰だよ。こんな野球ばっかの夢見やがって……。
オレをマインドコントロールするつもりかよ……」
「く、桑田クンの夢じゃないの!?」
「オレ!? オレ、今ここにいんじゃん!?」
「そ、そういうオチだって思ってたよ……」
「はぁ……?」
桑田が心外だとでもいうように叫ぶ。
「そりゃ、最近野球も思ったよりいいかなって思ってっけどよ……。
ここまで野球が好きなわけじゃねーよ」
しかし、ウサミが桑田にとって不吉なことをしゃべり始めた。
「ここにいいるからと言って、ここが桑田君の夢じゃないとは限りまちぇんよ」
「は?」
「明晰夢というものがありまちて、夢を夢だと自覚したまま見る事があるのでちゅ。
つまり、この世界を夢だと自覚したまま、現実での自我を保つことも多々ありえるのでちゅ」
「お……おいおい。そんなアホなことが……」
「ここまで明確に夢と現実の自分を分けていることは珍しいでちゅが……あり得ない事ではないでちゅね」
「ありえねー。ありえねーって……」
桑田は叫んだ。
「こんな夢、オレぜってー見てねぇからああああああ!!」
しかし、現実は無常であった。
『ミュージシャンだ! ミュージシャンの国の奴らがせめてきたぞおおおおおおおおおおおお!』
非常用ボタンが押されたかのように、サイレンが鳴り始めた。
遠くから騒音のような音楽が鳴り響き、大勢の人間が近づいてくる。
彼らはパンクファッションに身を包み、ギターやギターケースなどを担いでいた。
『うおらあああああああああああああああああ。殺せえええええええええええええええええええええええええ
野球の国の奴らをぶちころせええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!』
『やられてたまるかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
バットだ! バットもってこい! うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』
「せ、戦争……?」
「なんかすごいでちゅね。けど、安心してほしいでちゅ! 苗木君と桑田君に危害は絶対に加えさせまちぇん!」
「い、いや、ボクはいいんだけど……」
「え? でちゅ?」
「アホアホアホアホアホ………………」
桑田はこれから起こる出来事を予想してしまった。
すでに嫌な予感がしていた。
――これは絶対に恥ずかしい思いをすると。
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