過去ログ - 苗木「穴に落ちたら別世界?」舞園「たぶん違うと思います」
↓
1-
覧
板
20
4
:
カタツムリ
◆VVBcRnN7PuNW
[saga]
2013/11/15(金) 00:26:18.00 ID:k5ZdhmIm0
「あ、すみません……。もう大丈夫そうなので……」
苗木は起き上がった。
「痛みはありませんか……」
「はい大丈夫です」
「痛みがあったらいつでも来てくださいねぇ」
「はい、そのときはよろしくお願いします」
苗木は立ち上がり、クラスメイトたちと一緒に退室した。
教室へと向かいながら、ここまでの状況を話す。
「苗木君は空き地で倒れていたそうですよ……。何があったんですか?」
舞園がそう切り出した。
それに補足するようにして、大和田が語りだす。
「喉かわいて、ちょっと寄り道したら、オメーが倒れてやがってよ。
しゃーねぇから、後ろにしばりつけて、ここまで運んできてやったんだ。感謝しろよな」
「し、縛り付けて……」
荷物のように運ばれた自分の姿を想像して、微妙な顔をする苗木。
「その様子だと……何も覚えていないようね?」
「う、うん……」
霧切が口元に手を当てて考え込む。
しかし、さすがに情報が少なすぎたのか……答えは出ないようだ。
そこで苗木の方から話を振った。
「えっと……あそこに公園があった気がしたんだけど?」
「え……公園ですか? そんなものありましたっけ?」
苗木の言葉に舞園が疑問を呈した。
その疑問に他の者達も続く。
「なかったと思うよぉ」
「聞いたことありませんわね」
「僕も存じませんな」
「寝ぼけてたんじゃね?」
「そ、そうかな…………」
皆に否定されて、苗木も自信がなくなった。
「苗木も疲れておるのだろう」
「記憶が混乱してるって訳ね……。苗木も松田君に見てもらった方がいいんじゃない? あたしが紹介してあげよっか?」
「そ、そこまで大変なことなのかな……?」
「くだらん……。所詮は苗木が倒れた程度の話だ。他の超高校級を呼ぶほどのこともないだろう」
「あ、ある意味いつものことですもんね……。白夜様の言うとおり、このままで大丈夫じゃない?」
「よし、大丈夫か。占ってやるべ。うむむ……よし! 苗木っちに異常はないべ。このまま過ごしても平気だべ」
「つまり、3割の確率で大丈夫ということだな!」
「ねー、それって占いやる前より怖くない? 私の気のせいかな?」
とりあえず、自分の見た公園は存在しないようだと苗木は納得した。
「夢……だったのかな……?」
苗木はひとまずそう自分を納得させた。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
849Res/1209.94 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 苗木「穴に落ちたら別世界?」舞園「たぶん違うと思います」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1384442471/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice