過去ログ - 苗木「穴に落ちたら別世界?」舞園「たぶん違うと思います」
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52:カタツムリ ◆VVBcRnN7PuNW[saga]
2013/11/20(水) 23:40:15.30 ID:H2DQNfv60
 苗木は見当もつかなかったので、ひとまず質問することにした。

「えっと、この国の名前は?」

「ほう。この国は初めてなんですか? では、僕が教えて差し上げましょう!
 この国の素晴らしさを伝えるのが僕の役目……。
 人は僕を女王陛下に忠実な偉大なる伝道師と呼びますぞ!」

「えっと、だから名前は……?」

「ほう、せっかちなお客人ですな。急かさないでいただきたい。今からちゃんと話しますので」

「…………」

「ふむ……。では、言いましょう! この国の名はルーデンベ……」

「分かった。ありがとう」

「ちょ、話はまだこれからですぞ!?」

「誰の夢だか分かったし、話が長そうだからいいよ!」

「く、おのれ、たばかりましたな! なんたることよ!」

「じゃあ、じゃあね!」

 後ろで山田が叫ぶのも気にせず、苗木は一目散に逃げ出した。

(RPGでいうところの、入り口近くにいる村人みたいな役目なのかな?)

 苗木はそんなことを考える。
 そして、恐ろしい事態に気づいた。

(セレスさんが起きるか、話に一区切りつかないといけないんだよな?
 最後に見た状況から考えて、セレスさんは現実ではまずしばらく起きないだろう。
 酒の影響で明日の朝まで眠っている可能性もある。
 じゃあ、残りは話に一区切り付くことなんだけど……)

 苗木はあたりを見回す。

「話ってなんだよ。あらすじが見えないよ。まずセレスさんはどこにいるんだよ?」

 よく見ると、あちこちに現実で見た事のある物や者が点在していた。



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