過去ログ - 安部菜々「嘘つきうさぎと魔法使いさん」
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53: ◆0vdZGajKfqPb
2013/11/26(火) 20:54:23.92 ID:HrkO+9eco
「……昔、アイドルが好きだと笑う女性がいた」

ハンドルを握ったまま、プロデューサーさんは独り言のように呟く。

「その笑顔を、綺麗だと思った。だから、彼女の夢を一緒に叶えたいと思った」

運転中だから当たり前だけど、彼はこちらと目を合わせようとしない。

「彼女がアイドルという存在を嫌いになって、あの笑顔が見られなくなるなら……
 夢なんて、叶わなくていい。俺はそう思うようになった。プロデューサー失格だ、笑ってくれ」

「……嫌いになんか、なってませんよ」


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