過去ログ - 男「雪女がいる毎日」雪女「にーちゃん、膝枕ー」
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1: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:40:40.54 ID:3BM7vzRs0
雪女「にーちゃん膝枕ー」

男「してくれるのか?」

雪女「してー?」

男「ハイ却下、それより自分の部屋の片付けにでも行きなさい」

雪女「寒くてコタツから出られないー」

男「雪女なのに?」

雪女「まぁ寒さは実際平気なんだけど、気分的にね」ヌクヌク

男「雪の妖怪が聞いて呆れる」

雪女「いつまでも習性に縛られているようじゃ妖怪も生き残れないのぜー」

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2: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:40:59.34 ID:3BM7vzRs0
関連SS
男「座敷童がいる毎日」座敷童「……」
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男「吸血鬼がいる毎日」吸血鬼「血より缶ビールのが美味い!」
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3: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:41:41.22 ID:3BM7vzRs0
男(雪女、その名のとおり雪の妖怪。氷柱が本体だったり人を凍死させたりすることで有名な妖怪だ)

男(俺の目の前にいるこの生意気な小娘がそんな娘っ子らしい)

雪女「そもそも今時雪女ってこと自体が別にどうとか言う時代でも無いしさー」
以下略



4: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:42:31.53 ID:3BM7vzRs0
男「雪女って言ったらまさしく吹雪の中で人間を待ち構えているようなイメージがあるけどさ」

男「そんなコタツとかに入って暖まってると溶けたりしないの?」

雪女「昔の雪女はそうだって聞いたけど、私は平気だよ」
以下略



5: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:43:08.59 ID:3BM7vzRs0
雪女「そうだ、今日のご飯はー?」

男「ハンバーグ、今みんな買い物に行ってる最中だけど」

雪女「わーい!ハンバーグ!」
以下略



6: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:44:04.10 ID:3BM7vzRs0
男(こんな小さい娘が一人)

男(どうやっていままで一人で生きてきたのか)

男(俺は知らなかったりする)
以下略



7: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:45:12.95 ID:3BM7vzRs0
――――――
―――



以下略



8: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:46:34.08 ID:3BM7vzRs0
男「コタツ、出すの早すぎたな」

吸血鬼「そんなこと無いですよ先輩!こんな寒さ耐えられないですから!」

座敷童「……!!」ビシッビシッ
以下略



9: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:47:51.28 ID:3BM7vzRs0
男(俺の住むこの家は元々は無くなったおじいちゃんのものだった)

男(大学が近い事もあって、今は俺が住むことになっているが)

吸血鬼「アパートじゃなくてご好意で住まわせてくれればよかったのになぁ」
以下略



10: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:49:09.63 ID:3BM7vzRs0
男「それに子供は風の子!お前くらいの歳の子は外で遊ぶもんだ!」

男「俺も昔は雪が降った日なんかでも寒くても雪だるま作って遊んだもんだ……」シミジミ

座敷童「……」プンプン
以下略



11: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:50:17.43 ID:3BM7vzRs0
ガラガラ

小鬼「ただいまー」

男「あ、はーい。お帰りなさーい」
以下略



12: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:51:11.36 ID:3BM7vzRs0
男(俺のバイト先の人の来ないコンビニの店長の小鬼。ウチの住居人だ)

男(背は小さいが、そのふくよかな体系で寒いとはいかほどか)

小鬼「失礼なこと考えてるでしょキミ」
以下略



13: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:52:07.04 ID:3BM7vzRs0
小鬼「冬を象徴する妖怪が早めに寒波を呼ぶんだヨ。迷惑極まりないけどしかたないネ」

吸血鬼「仕方ないんですかそれ」

座敷童「……」チョイチョイ
以下略



14: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:52:57.21 ID:3BM7vzRs0
小鬼「私だったら安定した職の供給」

吸血鬼「人の来ないコンビニが安定……?」

座敷童「……」フンス
以下略



15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:53:59.99 ID:3BM7vzRs0
小鬼「で、この早めの寒波を引き起こしているのが雪女の種族。そういえば今は近場の山に一人だけ住んでるって聞いたネ」

小鬼「寒さを餌に男を家に招いて婿探しだとサ。半ば誘拐サ」

男「誘拐なんてとんでもないですね……」
以下略



16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:54:44.05 ID:3BM7vzRs0
小鬼「さて、私は部屋に戻るヨ」

小鬼「明日は休みだし、みんなとノンビリ麻雀でもしようかナ」

吸血鬼「コンビニが休みってどういうことですか」
以下略



17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:55:38.11 ID:3BM7vzRs0
吸血鬼「ご飯はどうしますか?」

小鬼「私……彼らもいいか。適当に済ませるヨ。それじゃ」スタスタ

男「それじゃあ俺達も有るもので済ませるか」
以下略



18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:56:39.55 ID:3BM7vzRs0
男「しゃーない、急いで何か買ってくる」

吸血鬼「私が行きましょうか?先輩よりは素早く動けますよ?」ヌクヌク

男「コタツで暖まりながら何言ってるんだ、そこから出る気ないだろ」
以下略



19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:57:42.71 ID:3BM7vzRs0
――――――
―――



以下略



20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:58:43.31 ID:3BM7vzRs0
男(いやね?店に入る前から寒いとは思ってたよ?)

男(でもさ)

男「猛吹雪ってどういうことだよ!?さっきまでそんな素振りなかったぞ!?」
以下略



21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/15(金) 21:59:23.30 ID:3BM7vzRs0
男(寒い、なんてレベルじゃない)

男(元々この地方はこんな時期に雪なんて降りはしない)

男(この田舎に住む人たちや妖怪達からしてみれば"稀によくある"なんて変な言葉が当てはまるようだが)
以下略



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