過去ログ - モノクマ「コロシアイ修学旅行参加者にスタンドを与えてみる」
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206: ◆zQbiof498Q[saga]
2014/03/07(金) 21:12:45.03 ID:O9g/7Ntf0
罪木「はい、包帯巻き終わりました」

辺古山「ありがとう・・・」

罪木「何かあれば、すぐにナースコールして下さいね」

辺古山「ああ・・・」

罪木が回診を終え、病室を出た

辺古山「・・・・・・・・・・・・」

辺古山は罪木の前では気丈に振る舞っていたが、自分の両手を見てわなわなと震え始めた

辺古山「私は・・・人を、殺めた・・・」

昨夜キャンディの顔を見て、フラッシュバックした記憶・・・

キャンディの腹を真剣で貫き、命を奪う記憶・・・

視覚情報だけでなく、その時の真剣の感触、刺す時の感触も思い出していた

それだけではない。手に蘇った感覚が、自分が奪った命が、一人や二人ではないと訴えている

最初に蘇ったのは50人程度だが、その後しばらくして、1000・・・2000・・・数え切れない人間を斬った感触を感じた

辺古山「私は・・・大量殺人鬼・・・だったのか?それも、戦国時代・・・いや、そんな時代の武士さえ一生かけて達すか甚だ疑問な程、大量の人間を・・・」

そして・・・と、そこで思考を区切った

辺古山「あのビジョンと、最初の50人程度の感触・・・全て私の記憶なら、『ミライ族』の奴らの命を・・・私が・・・!」

辺古山「となると、奴らは・・・私がこの手で葬った『ミライ族』の生き残り・・・?」

だが、そこで疑問が湧いた

あのビジョンが現実通りなら、キャンディはあの致命傷で生きているとは思えない

だが現に昨夜、キャンディは自分の枕元に現れた。先程罪木が病室に入る時も、その後ろを通るのを見た

辺古山「この世界は・・・何かが間違っている・・・そんな気がする・・・」

裏切った左右田、九頭龍の変貌、大量殺人の感触、キャンディの存在・・・

この島にちりばめられた謎の答えは、自分の想像もつかない突拍子も無い真実ではないかと感じた・・・

辺古山「・・・少し風に当たろう・・・」

しばらくそうして考えてみたがまとまらず、辺古山は松葉杖を突きながら、混乱した頭を冷やすべく病室を出た


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