過去ログ - モノクマ「コロシアイ修学旅行参加者にスタンドを与えてみる」
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226: ◆zQbiof498Q[saga]
2014/03/31(月) 00:44:44.98 ID:KOWAGpZv0
終里「うらぁっ!!」

終里はまた一つコテージを崩した

山田「!!」

そのコテージが隣のコテージにのしかかり、そのコテージもまた崩れていく

そしてその隣、さらに隣・・・

山田「しまった!!」

まるでドミノ倒しのように次から次へと倒れていくコテージは、山田の傍のコテージのみ無事な支柱の関係で歪んで崩れ、真っ直ぐ山田に向かって倒れ込んだ

山田(理屈じゃない・・・一体いつの間に、どうやってこんな仕掛けを・・・!!?)

気付いた時には逃げ切れない。山田はコテージに押し潰された



山田(うぐ・・・ん?何とも無い?)

山田は奇跡的な崩れ方で空いたスペースに滑り込めていた

山田「た、助か・・・」

終里「助かったって思ったか?」

山田「ひぃっ!!?」

人が通れそうにない隙間の向こうに、獣の目をした終里が立っている

山田「ど、どうするつもりで?あなたも入って来れませんよねぇ・・・墓穴掘りましたね?」

終里「ああ、入れねぇ・・・身体ごとはな。だが・・・」

終里は手をバキバキと鳴らし始めた

終里「パンチは隙間から通るぜ!」

山田「ぶひゃああっ!!?」

山田は後ろに下がろうとする。しかし、後ろのスペースがほとんど無い

完全に射程距離に追い詰められ、コテージをどかそうにも『クラフト・ワーク』本体でも時間がかかるだろう。パンチに間に合わない

防御するか、そう考えた時に山田は気付いた

自分が、何の上に立っているか

山田「『クラフト・ワーク』解除!!」

そう、コテージが倒れ込んだのは『地面』ではない

『地面』と同じ状態にしただけの『水』である

『クラフト・ワーク』を解除すれば、下にいくらでも逃げ道があった

終里「おわっぷ!?」

終里も突然崩れた足元に成すすべも無く水中に投げ出される

山田は散々脅かされた恨みを晴らすように『クラフト・ワーク』の直接攻撃を狙って終里に近付く

山田(あと一歩でしたな・・・突然水中に投げ出されてすぐに対応出来ないでしょう。しかも着衣泳。普段より動きが悪くなる。こちらの攻撃に対応している暇など・・・)

だが、山田の勝ち誇った表情に対し、終里もまたニヤリと笑みを浮かべた

山田(・・・・・・『水中』・・・!! しまっ・・・)

その表情で山田は己のミスに気付くが、もう遅い

山田の左から、強烈な斬撃がぶつかって来た

そう、水が固定を解除されたという事は―――



―――そのせいで動けなかった『クラッシュ』が自由になる事を意味する


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