過去ログ - モノクマ「コロシアイ修学旅行参加者にスタンドを与えてみる」
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311: ◆zQbiof498Q[saga]
2014/05/03(土) 01:56:29.26 ID:AnTTRsBu0
エージェ『彼女がノヴォセリック王国の正当なる後継者・・・本物の王族という事は知っているな?』

左右田『ソニアさん・・・あんなお美しい方までどうして・・・』

エージェ『そんなに上辺だけで愛でていたら、この後の話に耐えられないぞ、左右田』

左右田『え・・・』

ソニア「え・・・」

エージェ『実はノヴォセリックの周辺は、近年多くのEU非加盟国が合併して一つの大国になりつつあってな。ソニア王女の国は数少ない未合併の国だった』

エージェ『その国・・・アドリフト王国には黒い噂があってな・・・合併吸収で充分な国力を溜め、そのまま世界支配に乗り出すつもりだと』

左右田『ええっ!!?』

エージェ『実際に吸収合併でも相手国の弱みを握ったり汚い手を使ったりして強引に推し進めていたようだから、そういう噂に信憑性があった。だが、結局証拠は無い』

十神「ソニア・・・本当なのか?」

ソニア「ええ。だから彼の事も断り続けて・・・」

花村「『彼』?」

エージェ『ソニア王女は、アドリフトのアイズ王子から幼少の頃から結婚を迫られていたのだ。ソニア王女は1人娘・・・そうなれば当然、ノヴォセリック王国はアドリフト王国の一部となる』

エージェ『元々国の英雄との結婚を夢見ていたソニア王女はこれを幾度も拒絶し続けていたが、アイズ王子はいくら振られてもあきらめなかった。痺れを切らし、ソニア王女はある提案をした』

西園寺「提案?」

ソニア「・・・『私より優れている事を証明すれば結婚する』・・・と、言いました」

花村「え?本当にそれで結婚出来るの!?じゃあ僕とも是非・・・」

ソニア「でも!あんなの、ほんの10歳程度の頃の子供の言葉です!なのに忘れた頃になって、戯れに書いた誓約書を盾に勝負を挑んで来たのです・・・」

澪田「えー・・・そこまでしてアイズちゃんは結婚したかったんすか?」

十神「いや、目当てはソニア自身よりノヴォセリックの国力だっただろうな・・・まさかそんな歳で狡猾な駆け引きを仕掛けるとは、末恐ろしい暴君だ」

エージェ『勝負はソニア王女が用意した種目、アイズ王子が用意した種目、第三者がクジで決めた種目の三本勝負となっており、毎年のように行われた』

エージェ『負けられないソニア王女は、見事に自分の課した種目を守り切り、三本目も取って自国を守り続けた』

エージェ『誓約書に期限が書かれていないために、1年に1回という制限までで撤回を行えない中、本当によくやっていたよ』

エージェ『何せ反故にすれば、もっとえげつない方法をいくらでも利用して来かねない相手だったからな・・・』

左右田『でも、そんなご立派な方がどうして・・・』

エージェ『日本に行ったのが悪かったと世間では語られている・・・』

左右田『日本って、まさか希望ヶ峰学園のスカウトを受けたのがおかしくなった原因?』

エージェ『私はそう思っている。世間一般ではあくまで原因は『留学』だがな』

セイバー『待てよ?希望ヶ峰に言ったのが原因っちゅー事は・・・』

エージェ『ああ・・・1年間を希望ヶ峰学園で過ごし、里帰りした時に受けた三本勝負の時だった・・・』



エージェ『ソニア王女は自分の用意した種目でも敗れ、全戦全敗の完敗を喫したのだ』





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