過去ログ - モノクマ「コロシアイ修学旅行参加者にスタンドを与えてみる」
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80: ◆zQbiof498Q[age]
2013/11/30(土) 00:48:40.98 ID:/8Nz35HO0
=4日目 AM6:30=

〜1の島 牧場 鶏舎・畜舎裏〜

西園寺「あーっ、イライラする・・・日向お兄はおかしくなるし、狛枝は狂ってるし、小泉お姉と喧嘩して気不味いし・・・」

西園寺が悪態を突きながら外を散歩している。誰にも会いたくない気分だったが、かといってコテージに閉じこもれば気が滅入りそうだった

あてもなくさまよっていると、牧場の裏手に辿り着いていた

西園寺「あ、丁度良かった〜!ストレス発散しよーっと!!」

西園寺は、地面を探す。そしてお目当ての物はすぐ見つかった

アリが一列に並んで歩いている

西園寺「蟻タンを潰すと気持ちいい音がして良いストレス発散になるんだよね〜」

そう言って指を構えるが・・・

西園寺「ん〜?」

アリの列が急に乱れる。一匹のアリが割り込んで西園寺の指の下で止まった

西園寺「ん〜?知能も何も無いぷちぷちされるためだけに生きてる蟻タンがこんな事するなんて珍しいね〜そんなに私に潰されたいのかな〜?んじゃ、望み通りにしてやるよ!」

西園寺が情け容赦なく指を地面に向けて振り降ろす



ガッ!!



西園寺「・・・へ?」

振り降ろした西園寺の腕が掴まれている

別の、白いラインの入った黒い袖の人間の手が、彼女の腕を掴んでいた

しかもその腕は・・・割り込んで来たアリからアンバランスに伸びていた

西園寺「ひゃあっ!?キモッ!!」

おののいて尻もちを突く。その衝撃で一瞬目を瞑るが、次に目を開けた時には居なかった

??「来るとは思っていましたが・・・まさか朝一で来るとは思いませんでしたよ」

後ろからの声に、西園寺は振り向く

そこに、見知らぬ少年が立っていた

黒いスポーツウェアの上に、黒いジャージを着ている。九頭龍と違い剃り込みも無い普通の黒い坊主頭で童顔、西園寺より大きいが男子としては小さい身長の少年だ

そして白いラインが入った袖は、間違い無くついさっき西園寺の腕を掴んだ手だ

西園寺「あ、あんた・・・『ミライ族』!?」

??「『ダブルス』と申します・・・お見知りおきを」

西園寺(こいつが・・・日向お兄の言っていた仲間!?)

西園寺は相手の得体の知れなさに唾を飲み込む

西園寺「さ、さっきのどういう事?蟻タンに化けてたの?」

ダブルス「ええ・・・僕達は止むを得ず、動物や植物に化けて身を隠していたのです」

西園寺「動物や植物に化ける!?」

ダブルス「僕達の族長のみが扱える秘術です。族長が居なくなったため解除が出来ませんでしたが、帰って来てくれたお陰で人間の姿に戻る事が出来ました。今は変身を自由に使えます」

西園寺「だ、だから誰も居ないように見えたのか・・・!」

『ミライ族』は確かにジャバウォック島内に居た。しかし、人間の姿ではなかったのだ



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