過去ログ - モノクマ「コロシアイ修学旅行参加者にスタンドを与えてみる」
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88: ◆zQbiof498Q[age]
2013/11/30(土) 01:09:54.13 ID:/8Nz35HO0
これで勝敗は確定したと田中は確信した

先程西園寺が発動した『リトル・フィート』で、『ボーン・ディス・ウェイ』は小さくなり始める

本体の西園寺を叩こうにもイヌワシで空中に避難しており、空中を移動出来ない『ボーン・ディス・ウェイ』は手も足も出ない

後は仕留められないよう避け続け、攻撃翌力も無くなる程小さくなるのを待つだけの消化試合だった

テコンドー「・・・はっ!良いねぇ・・・実にテメェららしい顔になって来たじゃねえか!!」

だが、むしろテコンドーは逆境に笑った

田中「ふんっ!・・・何が、はっ!・・・・おかしい?」

『テメェららしい顔』という言葉にヒントを感じながらも、田中は『ボーン・ディス・ウェイ』を避けつつ疑問を呈する

テコンドー「ダブルスなら心配無え。自力で出て来る。そしたら必殺技を披露しようじゃねえか!!」

田中「何!?」

ぐえええええええええええええっ!!

突然空から鳥の悲鳴が上がり、そちらを見る

鷹が飲みこんでいたダブルスを吐き出していた。さほど時間が経っていないため、唾液まみれだが無傷だ

ダブルス「ゴホッ、ガハッ!!・・・二度と御免ですこんな経験・・・」

ダブルスは自分の身体で気管支を塞ぐ事で、飲み込まれるのを防ぐと同時に自分を吐き出させたのだ

落ちて来たダブルスをキャッチしたテコンドーはニヤリと笑う

テコンドー「来い!『ボーン・ディス・ウェイ』!!」

その声に反応して田中から離れて本体の元へ走って行く

田中「何をする気だ・・・?」

『ボーン・ディス・ウェイ』は途中で少し曲がり、徐々にテコンドーから離れていく。そこにテコンドーが助走をつけて近付いて行く

テコンドー「ほっ」

そして助走から勢いよくジャンプして・・・

テコンドー「うらあっ!!」ガゴッ!!

『ボーン・ディス・ウェイ』の前輪を真横から蹴飛ばした

蹴られた『ボーン・ディス・ウェイ』は、その勢いで前輪が右に、後輪が左に逸れる。そしてそのまま回転を始めた

田中「こ・・・これは・・・!!?」

テコンドーは回転が強まる前に後ろに乗った。そして『ボーン・ディス・ウェイ』の運転手は右に、テコンドーは左に体重を傾け、回転を強める

『ボーン・ディス・ウェイ』を中心に、冷気の渦が出来始める

テコンドー「これぞ必殺、『ハイウェイ・ユニコーン』!!」

田中「なんと格好良い・・・」

西園寺「ひいやあああああああああっ!!?」

田中「西園寺!?」

渦は竜巻となり空中に伸び、突然の突風でバランスを崩したイヌワシが西園寺を落とす

イヌワシはそのまま渦に巻き込まれ凍りつき、元の岩に戻った。あっという間でカウンターもほとんど発動しなかった

西園寺「ひゃうっ!!」

田中「だ、大丈夫か!?」

西園寺は上手く田中がキャッチしたが、それで安心とはいかない

通常の『ボーン・ディス・ウェイ』を遥かに凌ぐ強さの冷風で辺り一面猛吹雪となり、脱出も出来なくなりつつある

西園寺「もう・・・やだ・・・これは悪夢だ・・・きっと寝て覚めれば自宅の布団で・・・」

田中「寝るな!寝たら死ぬぞ!!」


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