過去ログ - 世界の終わりに
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1: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 01:38:39.78 ID:mlcMVw1Y0
書き溜め無しです

自分の好きなペースで好きなように書いていきます

そんなに長くないと思う

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2: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 01:44:10.19 ID:mlcMVw1Y0
今週で世界が終わるらしい。

あまりにも唐突な話でほとんどの人々が口をポカンと開けざるを得ない
しかしテレビで偉い大学の教授がベラベラと世界が終わる理由を述べたり、政府まで認め始めてようやく人々は理解した

以下略



3: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 01:52:11.01 ID:mlcMVw1Y0
一日目

テレビをつけてもバラエティーなんてやっていない。全てのテレビがニュースか砂嵐だ。
砂嵐、というのはテレビ局員の「仕事なんてやっていられるか」という意思だろう。
どうせ明後日くらいには全てのテレビが砂嵐になるさ。人間っていうのはそういうもんだ。
以下略



4: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 02:03:44.39 ID:mlcMVw1Y0
二日目

ピンポーン♪

朝っぱらからドアのチャイムが鳴る
以下略



5: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 02:07:59.59 ID:mlcMVw1Y0
幼馴染「一応事前にメールは寄越したハズだが」

そう言われて携帯でメールを確認する
すると5分前にメールが来ていた

以下略



6: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 02:14:27.27 ID:mlcMVw1Y0
そういって幼馴染は俺を強引に連れ出した

車を運転するのが幼馴染で免許を持っていない俺は横に座る。
なんとも情けない・・・。

以下略



7: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 02:22:18.00 ID:mlcMVw1Y0
お菓子や惣菜なんかをしこたま買い込んで満足そうな彼女。

幼馴染「これだけあればあと一週間は食っていけそうだな」タンマリ

・・・っていうかそれが一週間の分量かよ
以下略



8: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 02:29:30.58 ID:mlcMVw1Y0
帰り道

幼馴染「いっぱい買ったなぁ」
うん。そうだな。買いすぎってくらい買ったな。
女子の買い物は長いと聞くが本当だったようでもう夕方になろうとしている。
以下略



9: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 02:34:50.19 ID:mlcMVw1Y0
三日目

ピンポーン♪

時計を見るとAM11:00。
以下略



10: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 02:38:04.97 ID:mlcMVw1Y0
そう言われてまた無理矢理連れてこられた。

幼馴染「いや〜懐かしいな!」キラキラ
目が光ってるのが見なくてもわかる。
そして、こんなところへきて何するんだ?
以下略



11: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 02:44:39.81 ID:mlcMVw1Y0
スコップ一本で掘りすすめること5時間超。ようやくカプセルを掘り出せた

幼馴染「こういうのは掘る過程があってこそ開けるときがよりいっそう楽しみになるな!」
まぁ否定はしないけど。9割俺の働きだと思うんですがそれは。
運動もしないで半ニート引きこもりにはきつい労働だった。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/18(月) 02:47:26.63 ID:JbxrQyZWo
みてるぞ


13: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 02:57:02.78 ID:mlcMVw1Y0
そんなことを言いながらカプセルを開ける。

バラバラとクラスメートだった奴らの「将来の夢」が題名の作文が出てくる。
パイロット、とか警察官、とかお医者さん、とか。子供の夢は単純で純粋だ。

以下略



14: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 03:00:35.13 ID:mlcMVw1Y0
どうせなので小学校にも入ってみた。
当時と何も変わらない景色がそこにはあった。

俺が小学校だったときは全てが新しくて楽しくて、親の期待に答えられるよう頑張って、夢見ていた。

以下略



15: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 03:04:11.13 ID:mlcMVw1Y0
四日目

ピンポーン♪
もはや恒例だろうか。チャイムが鳴る。

以下略



16: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 03:14:02.64 ID:mlcMVw1Y0
まぁ、当然というかなんというか。
持ってきたアルバムで思い出話に花咲かせている。

男友1「お前あの先生にめっちゃ怒られたよなーw」

以下略



17: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 03:14:59.89 ID:mlcMVw1Y0
・・・。さっきもいったが俺は高校を中退しているので、途中までの記憶しかない。
幼馴染が結構必死に俺の話を混ぜようとするが、
男2人女一人の友達らはあまり気にしていないで、俺が参加もしていない修学旅行の話で盛り上がっていた。

なぜ俺が自分の部屋を占領されたあげく嫌な思いをしなきゃいけないのか。
以下略



18: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 03:20:57.18 ID:mlcMVw1Y0
コンビニで漫画を読んで時間を潰す。

正直面白くもない漫画だったがなにもしていないよりはマシだ。
それでも小一時間ほどで飽きてしまったので残りの時間は公園でボーっと空を眺めていた。
数日後には世界が終わるというのに今日も空は青く広がっていた。
以下略



19: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 03:24:15.29 ID:mlcMVw1Y0
2〜3時間程たっただろうか。

そろそろあいつらは帰っただろうかと思い、腰を上げる。

自宅前で「神様、あいつらが姿形残さずいなくなっていますように」と願って入る
以下略



20: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 03:30:17.01 ID:mlcMVw1Y0
俺がバツが悪そうに入室すると、幼馴染が怒ったように言ってきた。

幼馴染「ちょっと、男!コンビニ行くっていって3時間もいなくなるってどういうこと!心配するじゃない!」

男友1「うへーw幼馴染ちゃんが怒ったーw」
以下略



21: ◆svXRRLbgU2
2013/11/18(月) 03:37:05.65 ID:mlcMVw1Y0
男「ふざけるな勝手に朝方やってきて毎日毎日妙なことに付き合わせて時間とりやがって、なにが『思い出作りに付き合って貰おう』だてめえの自己満足に俺を巻き込むな!
思い出なんてねえし思い出したって嫌なことしかねえんだよ!
お前だってしってるだろ俺が高校中退した理由、虐めだよ。そんなやつの前で高校の思い出語ったり知りもしねえ先生の話されても知らねえし行ってもいねえ修学旅行の話されても懐かしくなるわけなんてねえだろボケが!
元々俺は死にたくて死にたくて仕方なかったんだ!世界が終わるなんて願ったり叶ったりなんだよ!
何時間も居座って俺の時間を奪うくらいなら帰りやがれクソ野郎共!」
以下略



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