過去ログ - さやか「こどもたちのからあげだよ!召し上がれ!」 ほむほむ「ホビャアアアアアアアア!!」
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[sage saga]
2013/11/18(月) 04:28:41.31 ID:SvwQ9ySq0
合図は「あとでまた会おうね」。
自分がこの言葉を口にしたらめがほむはひとりで歩き出す。
そして向かう場所、仔りぼをどこに誘い出すのかが重要だ。
誰もいないというだけならただ単に巣の中心から遠い暗がりに行けばよい。
しかしそれではあまりに不自然で、仔りぼに計画を感付かれるおそれがある。
ホムーホム? わたしの しごとばは どうかな?
都合の良い場所を提案してくれたのはめがほむだった。
仕事を始めるのは、みんなが朝食を摂り、リーダーの指示を受けてから。
だからそれまではあの生活道具を作る作業場には誰も来ないはず。
中心部から適度に距離があり、ひとりで向かっても自然な作業場は打ってつけの場所だ。
ミャド! ぴったりだよ!
場所は決まった。
次に大切なのは自分がめがほむから離れていること。
昨日のやり取りで確実にめがほむの味方であると認識されているだろうからだ。
仔りぼにめがほむを追跡してもらうには、邪魔者である自分が排除されていると確信してもらわねばならない。
そのために母親たちがふたりを呼んでいるという嘘を用意した。
仔白は母親たちの元で自分を待っている、よってめがほむを守る者は誰もいないと信じさせるのだ。
この計画は、もし仔りぼが母親に会ってしまうと嘘がばれ、成立しない。
それから他のほむまどたちが作業場に来てしまっても失敗だ。
だから急ぐ必要があった。
作戦の滑り出しは順調だった。
自分が気付かないままに、めがほむがひとりになるまで仔りぼに尾行される事を考慮して、めがほむからは片時も離れずにいるつもりだった。
だからほむほむが元気に挨拶してくれたおかげで、すぐに姉の姿を確認して話しかけられたのは本当に幸運だった。
更に慎重を期して、めがほむと別れてから実際に母親たちの部屋まで行った。
仔りぼが念を入れて、部屋まで行くのか見届けるかもしれなかったからだ。
ミャドォ? おねえちゃん そこにいるの?
部屋に着いてからわざと姉に気付いたかのような振りをして呼びかけたが反応はない。
きっとすぐにめがほむを追いかけたのだ。
部屋にはどちらの母親の姿もなかったのが少し気がかりだったが、今は気にしている時間はない。
すぐさま取って返し、めがほむを追う。
めがほむが作業場に向かう道順もかかる時間も知っていたから、それが引き返して追いかけるのに充分だとは分かっていた。
それでも駆け出さずにはいられなかった。
めがほむがひとりになるのを、姉は待たないかもしれない。
多少の目撃者は覚悟の上で、もろとも巻き添えにして事を起こす可能性もある。
それでも急く気持ちを抑えて、ルートを辿る。
自分が姉に目撃されては何の意味もない。
警戒しているであろう姉に気付かれないように追うのは心を砕いた。
姉に気付かれないよう、でもめがほむの安全を確保できるだけの距離は保てるよう、神経を尖らせて作業部屋に向かう。
やがてめがほむの背中が見える距離まで追いついた。
しかし姉の姿は見当たらない。
この複雑な構造の巣の中、身を隠しながら動いているに違いない。
その追跡の先を行かないよう気を配り、見えない相手の挙動を想像しながらめがほむを追う。
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