過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2014/02/01(土) 22:55:56.39 ID:gLjesAt+o
「右腕、よし!」
神経が通っているのを確かめるように、右手を回して、指を動かすピィ。
そして腕がちゃんと動くことを確認した後、ポケットから携帯電話を取り出す。
「いったいどこへ電話をかける気?」
ソファーに座る周子は横目でピィを見ながらそう尋ねる。
周子の隣には黙ったままのアーニャ。
向かい側には気絶したままの楓が横になっている。
少し離れたところでちひろが呼んでしまった救急車をキャンセルするために電話をかけていた。
「どこへって、とりあえずGDFあたりに協力を要請する。あとは社長にも頼んであらゆるコネを使ってできる限りの協力を取り付けてみる」
「それはやめておいた方がいいかな」
今まさに電話をかけようとしていたピィの出鼻をくじくように、周子はピィの行動を否定する。
「どうしてだ周子!?素人の俺でもわかる。あの男のヤバさは異常だ。
アーニャ一人はおろか並のアイドルヒーローでも歯が立つわけがないぞあれは!
だったら救援を求めるべきだ!
仲間を、一人で、あの男の元へ行かせるなんて自殺行為俺が見逃せるとでも思ってるのか!?」
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