過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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999: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/01(土) 23:23:36.75 ID:gLjesAt+o
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 白色強い灰色の空の下、道行く人々は各々に鎧をまとうかの如く厚着をして自らの道を歩いていく。

 そんななかで、プロダクションを出たアナスタシアはちらほらと雪が舞い落ちる中、女子寮を目指していた。

 アーニャは以前、数回ほど、GDFの簡単な仕事の依頼を受けたことがある。
 その際に、GDFのある程度の装備の使用許可をもらっており、一部の武器を提供してもらっているのだ。

 自宅である女子寮に置いてあるそれらを一度取りに戻るためにアーニャは歩いていた。

 しかし一部の武器とはいっても、ほとんどが非殺傷なのであの隊長にはきっと物足りないだろう。
 それでも無いよりはましである。

 今の状況は束の間の自由の代償ものだ。だからこそ、アーニャは誰かに手を借りくことなくあの隊長と相対しなければならないと考える。
 いかなる形で決着が着こうとも、この因縁を終わらせなければならないと。

「あれ?アーニャンだにゃ!」

 目的地へ向かって歩を進めるアーニャに背後から一つの声がかかる。
 その特徴的な語尾を聞いた時点でその主を判別することができた。

「アー……。プリヴェート、みく。それと、のあも」

「ええ、こんにちは……アーニャ」

 アーニャに声をかけてきたのは、前川みくと高峯のあの二人であった。
 二人とも、この雪降る寒空の中なのであったかそうな格好をしている。



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