過去ログ - 男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3
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221: ◆SetoseN//M[saga]
2015/02/27(金) 23:26:33.48 ID:TxtiZyDvo
店主「へぇ、それは災難だったねぇ」

男「そんな嬉しそうに言われてもね」

店主「俺があげたものが役に立ったらしいじゃないか、冥利に尽きるね」

男「実際助かったからね、そうじゃなかったらわざわざ話に来てないさ」

店主「それならまた良い物を仕入れてこないといけないねぇ」

店主「不安定な回復道具もないし、どうしようかね」

男「不安定なら使いたくないんだけれどね」

店主「ん? もう使ったじゃないか」

男「え、あれ回復道具だったんだ」

店主「そりゃそうだろう、一時的に自身の状態の維持及び苦痛の除去は回復に属するさ」

男「安楽死も医療ってところかな、確かに非常に役に立ったけれど」

店主「あんま日持ちしないからね、君が持っているとはいえ」

男「僕が持つと持ちがよくなるのかい?」

店主「なるさ、君の周りはエネルギーがあると言っただろう、そこらの人に渡すよりは遥かに消えなくなるさ」

男「ふーん、いい事ばかりなら喜ばしい所だね」

店主「しかし辻神に精霊風ねぇ、俺も戦いたかねぇわな」

男「まるで戦えるような言い方だけれど」

店主「いーや、剛力無双の天邪鬼に予言の件だったあの頃ならともかく、今じゃそういうわかりやすい強さは持ってないさ」

店主「人間ってのは辛いねぇ」

店主「あぁ、君を責めたり文句を言ったりというつもりはないよ、これで良かったと思っているし」

店主「ま、実際のところは逃げるのが精一杯だろうね、俺でも」

男「逃げれればこんな苦労はしなかったんだけどねぇ」

店主「時間稼ぎだったと考えればいいじゃないか、それに君が巻き込まれなければ国津神による退治も遅れたようだし」

店主「被害が少なくてすんだじゃないか」



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