10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/19(火) 08:52:12.13 ID:rzFGlpu50
「……言いたいことがあるならハッキリ言えよ。あたしを責めにきたんだろ?アイツの事なんか興味ないって言ってたのに、裏切られたって思ってるんだろ?ハハッ、ほんと、なんであんなことしちゃったんだろうな。別にあんなの、どこにでも転がってるような奴なのにな」
そういって、自虐的な笑みを浮かべる。
「当たり前だよな。あんなことされて、まだ友達でいようだなんて、そんな都合のいい話、あるわけないよな。……悪いけど、言いたいこと言ったら今日は帰ってくれないか?一人になりたいんだ。ほんと、ごめんな」
「違うよ、冬馬さん。わたし、別にね、冬馬さんを責めにきたわけじゃないんだよ……ちょっと、ううん、かなり怒ってるかもだけど」
「どこが違うんだよ……」
「そうだね、どういったらいいのかな」
そこで一呼吸置き、コーヒーを啜る。かずさはそれっきり黙ってしまい、痛いくらいの静寂の中、雪菜のコーヒーを啜る音と、カップの音だけが辺りに響いていた。
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