13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/19(火) 09:34:37.06 ID:f5zH81dpo
いやスレ立て直せって言ったわけじゃないんだ、すまない
ワイルドアームズ2×バオーかと思っただけなんだ
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/19(火) 09:45:46.66 ID:rzFGlpu50
「うん、冬馬さんは可愛いよ……それに比べてわたしは、すごく汚い。自分でも嫌になるくらいに。ねぇ、さっきさ、やり返しちゃおうかな、って思ったって言ったよね。冬馬さんが出て行っちゃった後、わたし春希君の傍にいたの。そこでね、彼の事、奪っちゃおうかな、って」
その言葉を聞いた瞬間、明らかにかずさの顔が歪んだ。
「そんな、別に、アイツはあたしの物じゃないし、そんなことで小木曽の事を汚いだなんて、そんなの、あたしの方がよっぽど汚いじゃないかよ」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/19(火) 09:48:33.84 ID:rzFGlpu50
>>13
いえいえ、こちらこそ紛らわしい表示申し訳なかったです。
「そりゃぁ、小木曽みたいなやつから告白されて断らない奴はいないだろうな。……あたしとは違って」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/19(火) 12:06:17.20 ID:rSBpCXmYo
はよ
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/19(火) 20:41:27.95 ID:FyknKkKGo
ワイルドアームズ間違いは略称が同じだから仕方ない(白目)
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/19(火) 21:41:54.11 ID:rzFGlpu50
「でも、でもね、冬馬さんがいたから。三人でいたことが、すごく嬉しかったから。冬馬さんに怒ろう、ってそう思えたの。わたしがあの時どんな気持ちだったか、冬馬さんに分かってもらいたかったの。……あはは、正直、このことは話すつもりなかったんだけどなぁ。だって、こんなわたしの事知ったら、冬馬さん、きっとわたしから離れていっちゃうから。こんな汚いわたしの事知ったら、もう三人でいることなんて出来ないんじゃないかって。でも、なんでかなぁ」
「だから、小木曽は汚くなんて」
雪菜は突然立ち上がると、かずさの横に腰かける。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/19(火) 21:50:34.77 ID:rzFGlpu50
「わたしたち、友達だよね?……ううん、こんな汚いわたしでも、友達でいてくれますか?」
「なんで」
唇をきゅっと噛みしめ、肩がワナワナと震え始めた。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/19(火) 22:01:14.32 ID:rzFGlpu50
「バカ……野郎」
「バカは言い過ぎだと思うけどなぁ」
むぅ、と抗議するような目つきでかずさを見る。そうして、気を取り直して、と言った風に居住まいを正した。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/19(火) 22:04:54.38 ID:rzFGlpu50
「そうだな」
悩むようなポーズをとってはいたが、どうやら最初から答えは決まっていたようだ。
「たった一人の友達だし、それくらいは、な」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/19(火) 22:05:44.52 ID:rzFGlpu50
「ああ、もう、嬉しいの分かったから泣くなよ。こういう経験ないから、あたしこういう時どうしたらいいか分からないんだよ」
「じゃあさ、ちょっとだけ胸貸してもらっていい?」
小首をかしげながら聞く雪菜に、かずさは断れるはずもなく、こく、と頷くと、ぎゅ、っとかずさを抱きしめながら、胸に顔をうずめた。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/19(火) 22:08:11.50 ID:rzFGlpu50
「うん、えへへ、かずさ、かずさぁ。――ごめんね、春希君の事、取ろうとしちゃって。ごめんね、わたしの方が後から入ってきたのに、勝手に三人になって、離れるのが怖いなんてわがまま言って。ごめんね」
そういうと、泣く勢いは収まるどころか、より強くなり、いよいよかずさはどう対応していいかが分からなくなってしまった。
「だから、なんでそのことで雪菜が謝るんだよ。そんなの、後とか先とかないだろ。それにさ、その、雪菜の事、あたし、ちゃんと、好きだからさ。雪菜の傍から離れていったりしないからさ、頼むから泣き止んでくれよ、な」
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