過去ログ - 【安価】安価ンロンパ:安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】2
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◆t1HVecfVyk
[saga]
2013/12/20(金) 00:19:19.27 ID:dzIh98T/0
【矢倉 風善 ホテル・ミコラスタ 三菱の部屋】
三菱「お、お願い……お父さん、行かないで……」
三菱「乍を一人にしないでよぉ……」
矢倉「安心しろ……俺は、どこにも行かない」
矢倉「手をつないでおいてやるから……安心して寝るんだ」
突然目の前で倒れた三菱をベッドに寝かしつけると、彼女はそんなことを言ってきた。
三菱の体温は41度。
体温的には、それこそ死んでもおかしくないレベルに達していた。
……だというのに、彼女は意外とケロリとしているのだ。
今も、ベッドに運んで来たところで彼女は幼児退行でも起こしたようにすがりついてきていた。
目には涙をいっぱいに貯め、俺の手を握っている。
三菱「えへへ、お父さんの手、あったかいね……」
こうも純粋な目で見られると、俺としても対応に困ってしまう。
たしかに、三菱には好意的な感情を向けていたとは思う。
ホテルに居る女子の中で、一番扇情的な体つきをしているのもまぎれもなく彼女だ。
藻根が言うには、次点が蜜岡で、円天寺、涌井と続くらしい。
……あまりそう言う話に興味が有るわけではないが、それでもさすがに三菱は意識してしまうというものだ。
特に、今の三菱の姿を意識しない男は恐らくいないだろう。
熱に浮かされているせいか、体がほてってしまっている彼女は、パジャマのボタンを半分以上開いているし、
汗で張り付くのが気持ち悪いと言って肌着は下しかつけていない。
チラチラと時折見える谷間が悩ましかった。
……それこそ、誘っているんじゃないかと思うほどに。
三菱「ねぇ、お父さん……、私……」
矢倉「どうした? 眠くなくても、きっちりと寝ないと体が治らないぞ?」
俺の言葉に、何も返さず……ただ三菱は虚空だけを見つめていた。
三菱「乍ねぇ、お父さんが相手なら……いつでも、いいよ?」
三菱は……俺の手から両手を離すと、ひとつひとつ丁寧に、パジャマのボタンを外していく。
流れるような手つきで、彼女は服を脱いでいったのだ。
三菱「お父さん……乍を愛してくれなきゃ、嫌だよ?」
三菱「ね、たくさん家族の証、頂戴?」
……三菱が何を言っているのかが分かってしまえば、俺は本気で彼女のことが心配になってしまった。
今の三菱は、間違いなく幼少期に逆戻ってしまっているのだろう。
……つまりは、三菱の幼少期がこんなに重かったということだ。
こいつは、それを家族の証と信じている。
……三菱が父親を殺したという話は、彼女自身から聞いた。
……無理もない、話なのかもしれない。
俺は、俺だけは……こいつの支えになってやれるだろうか。
誰にも弱音を吐けないカウンセラー、三菱乍の心の支えに。
俺はそう思って、熱い視線を送ってくる三菱を抱きしめる。
熱した鉄でも抱きしめているかのような、特異な熱さの感触だけが俺の内側に広がっていった。
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