過去ログ - 【安価】安価ンロンパ:安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】2
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873:1 ◆t1HVecfVyk[saga]
2013/12/26(木) 01:05:46.81 ID:QXbxxvHC0
【矢田大志 希望ヶ峰学園在籍時】


花村「ぼく、希望ヶ峰学園を卒業したら……実家の定食屋を継ごうと思ってるんだ」

花村「確かに、フランス料理やイタリア料理で南青山とかに店を出すのもいいと思うんだけど」

花村「なんていうか、お母さんに楽させてあげたいっていうか……」

花村「やっぱり、超高校級の料理人の進路としてはおかしいかな?」

石丸君が私のもとに連れてきたのは、超高校級の料理人である花村君であった。

石丸君は、彼からの相談に対してどう答えればいいかが分からずに私のもとに連れてきたようだ。

石丸「僕にはどちらが正しいかの判断を下せないのだ!」

石丸「……確かに超高校級の料理人ともなれば、料理会を支えるためにも」

石丸「一等地に出店するというのは大切なことのようにも思える!」

石丸「だが、花村先輩の親を思う心……素晴らしいじゃないか!」

石丸「僕は、どういう判断を下せばいいのだああああ!」

……いや、どうもなにも。

そこまで花村君が決めているのであれば、私達にできることは彼の背中を押してあげることだけだろう。

矢田「いいかね、花村君、石丸君」

石丸「はいっ!」

花村「な、なにかな……?」

矢田「私達の心の拠り所が何か、知っているかね?」

私の質問に首を傾げる二人。何、そんなに難しい話ではないのだ。

心の拠り所は人によってまちまちだろう。

だが、どんな人でも心の拠り所にしている場所、それは……。

矢田「家族、だよ」

矢田「もしくは故郷と言い換えてもいいのかもしれないな」

矢田「ともかく、人間はすべからく、故郷を大切にするべきなのだよ」

私の言葉に、石丸君はなるほど、これで一つ知識が増えました! と、喜んでいるが。

花村君は、私の言葉に思うところがあるようだね。

花村「でも……ぼくは超高校級の料理人だから……そんな田舎の定食屋を継いじゃ、いけないんじゃ……」

矢田「何を言っているのかね! 君は、家庭料理は料理ではないというつもりか!」

花村「そんなつもりじゃないけど……でも、ぼくに課された人生って、そうじゃないんじゃないかと思って」

なるほど、その意見にも一理ある。

だが、人生というのはそういうものではないはずだ。




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