過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」2(ネギま!×とある禁書)
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11:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/11/22(金) 14:23:44.25 ID:YYv/RIQy0
>>10

「気を巻き付けていなければ拳が砕けていたでござるな。
鉄骨でも殴る様なものでござる」

絹旗と楓がじりっと対峙する。
楓の読みでは、理由は半々。
目の前の相手、つまり絹旗の格闘技能自体は、素人では無いが飛び抜けていると言う程でもない。
その一方で、何か人為的な攻撃・防御増大により、
むしろ相手に攻撃させて自爆させてカウンターをさせるのが彼女の得意手。

絹旗も又、息を呑んでいた。
恐らくこの相手は、格闘戦の世界に於ける本物だ。
窒素装甲を殴っても拳が砕けない所か僅かでも絹旗の肉体に響き退かせている。
只者である筈がない。

プロではあるが一流まではいかない、手堅い秀才の二流。
絹旗自身もそんな自分を心得ている。
ならば知恵を使うしかない。「本物」とまともにやるのは危険。

「先に進むでござる」
「分かった」

戦闘力に問題のある面子がうぞうぞいていい場所ではない。
それを察した千雨、亜子、まき絵、夏美、和美が動き出す。

「おい、っ!」

そちらに動こうとした麦野に裕奈の二挺拳銃からドドドドドッと銃撃が殺到する。

「ガキがあっ!!」

麦野からの丁重なお返しを五月雨に注がれて、
裕奈は這々の体で逃げ回る。
その間に麦野がダッと千雨の後を追ったが、その時には影も形も見えない。

「ちっ」

舌打ちした麦野が振り返り様に原子崩しを連射し、
魔法拳銃を構えようとしていた裕奈が壁の陰に転がり込む。

ダンッ、と、絹旗がロケットスタートで突っ込む。


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