22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/20(水) 20:23:17.26 ID:QNqxVs210
…………。
P「ってなわけで明日休み」
律子「そんな急に……」
男のチャーハンが並んだダイニングで今日のあらましを彼女に説明した。もちろんチケットは俺が買った事にしてある。
……手を叩いて大喜びしてくれると思っていたんだけど、表情はめんどくさいと言うかなんというか曇りがち。
律子「明日の仕事どうするんですか? あなたの分も私の分も」
P「律子の分は小鳥さんに頼んできた」
律子「そんな……悪いですよ」
P「大丈夫だって、快く頼まれてくれたから。久しぶりにデート行こうぜ」
律子「それは嬉しいんですけど……でも……」
煮え切らない。そんな彼女の様相に理不尽な苛立ちを覚える。利己中心的で自己中心的な苛立ち。
なんで喜んでくれないんだという、相手を自分の思うがままに動かそうとして、失敗するような苛立ち。
P「じゃあいいよ」
酷く低い声が空気を震わせた。自分の口から出たとは思えないような声。
喋っている自分を俯瞰で見ているような気分だった。
律子「あ、待って! う、嬉しいんですけどぉ、こ、心の準備が」
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